お互いの思い ページ18
NM「もう一度聞くよ。もうオレの事は愛してない？」
抑えきれなかった。本人を前にして否定なんて出来るはずがない。
ジニ「あ、あい して る。。。」
そう声を絞り出して答えると、ナムジュナはギュッと抱き締めてキスをしてくれた。
NM「ヌナ、もう僕から逃げないで。一緒にいよう。
他の事は心配しないで。僕がきちんと説明して理解を得るから。ね？だからヌナ？一緒にいよう？」
小さく頷くのが精一杯だった。
でもナムジュナには私の思いが届いたらしく、大好きなえくぼのある優しい笑顔を見せてくれた。
もう一度この笑顔が見れるとは思わず、私はまたポロポロと涙を流した。
ナムジュナは落ち着くまで私を抱きしめてくれていた。
久しぶりの安らぎだった。
落ち着いてから私がどこに住んでいたのかなど質問された。
ジニ「江原道の高城に住んでいて、小さな会社で働いてるよ。海辺の小さな田舎町。
この間はメンバーのキムテヒョンさんをスーパーで見掛けたよ。俳優さんとロケに来ていて、その姿を見た時はキムテヒョンさんに泣きつこうかとさえ思ったな。」
NM「なんでそうしなかったの？テヒョンならきっと助けてくれたよ。」
ジニ「いきなり知らない人に、キムナムジュンと連絡取りたい。私は彼を愛してます。なんて言えるわけないし、そんなのテヒョンさんを怖がらせてしまうじゃない笑」
NM「アハハ笑 そりゃそうだね。でもその時にヌナに会えてたら、こんな遠回りはしなかったのにね笑」
彼はどこまてまも優しい。私を責める事もせずに優しく受け止めてくれている。
この安心感に包まれて、疲れがどっと出た。
ウトウトとナムジュナの胸にもたれると、抱いてベッドへ連れて行ってくれた。
2人でベッドへ横になりそっと抱きあいながら、久しぶりの深い眠りへと入った。
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作者名：kashumi | 作成日時：2022年11月23日 2時
