私の使命は。3 (ページ20)

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陸拾玖ページ20

～Aside～

目を覚まして意識が飛ばないように、暴力に耐えつつも飛んでしまう。

さっきからこれの繰り返しだ。

姫原「あんたが悪いのよ。」

『んんん、、、、』

男1「姫原、俺ら殺すかもよ。」

姫原「ダメよ。殺したら殺人犯になっちゃうじゃない。」

男2「じゃあそろそろ限界なんで犯してもいいか？」

え、、、？おかすって？

姫原「好きにしなさい」

や、、やだ。

力を振り絞って抵抗するが、縛られている上にすでにボロボロの私に男3人を振り払うことは出来ない。

男が私のジャージを脱がし始めた。

やめて………誰か助けて………

鬼殺隊に入隊してから誰かに助けを求めたのは初めての事だった。

ブラのホックに手がかかった時

ドオオオオオン

ドアが開けられる音がする。

澤村「A！！」

菅原「大丈夫か！」

東峰「A！！」

聞こえてきたのは私がずっと聞きたかった
大好きな人達の声。

目隠しを外されて抱き寄せられる。

澤村「こんなになって……。遅くなってごめんな。」

大地さんが自分のジャージを私にかけてチャックを上までしてめくれた。

手足や腰を縛っていた紐もほどいてくれる。

そしてもう一度強く抱き締めてくれた。

澤村「もう、大丈夫だからな。」

安心する声、手、顔、におい。

気がつけば涙が溢れていた。

私、大地さんのこと好きなんだ………。

「「「A！！！」」」

私が大地さんに抱きしめれている所に次々とバレー部の皆さんが入ってくる。

菅原「警察呼んでおいでよかった～」

大変だったーと笑いながら語る孝支さん。

部屋に入ってきて、旭さんと孝支さんがすぐさま男たちを取り押さえ、警察に現行犯で突き出したらしい。

ありすちゃんは少年院に送られるはずだと、赤葦さんが教えてくれた。