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わん em side ページ5

どこの誰かは分からないが今は藁にも縋りたい時なのだ。ここはお言葉に甘えよう。

em「あ、えっと、学会へ行くのでそれに向いた革靴を探しているのですが、何分靴は専門外でして...もしよろしければ選んで頂けませんか?」

彼は車椅子に乗っているので靴はあまり使わないだろうか。

いや、よく見ると足元には少し古いがぴかぴかの靴が誇らしげにこちらを見上げている。

きっと靴が好きで、大事にしているのだろう。

彼はスケッチブックに

『もちろんです!!』

と書き、動き始めた。そしてくるりとこちらを向いて、手招きをする。

ついてこい、という事なのだろう。

私は慌てて彼の後を追った。

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そして、連れて来られたのは靴屋の3階の紳士靴売り場。なんとこの店、階段だけではなくスロープがついていたのだ!!

バリアフリー化がここまで進んでいるとは...

特に何事もなく移動し、彼についていく。

『これとかどうですか?』

そう言って見せてくれた靴は正に探していたもので。

em「ありがとうございます!このあとお時間はありませんか?今はお昼ですから、一緒にご飯とかどうでしょう。」

時間がかかると思っていたが彼に頼むと5分もせずに見つけてくれた。

それはかなり助かった。

懐中時計を取り出して時間を確認し、彼をお昼に誘う。

彼は少し悩んでから、手でOKの形を作った。

em「では行きましょう。あ、お名前お聞きしても宜しいですか?」

『僕の名前は、Aと言います。貴方は、幹部のエーミール様ですよね。』

em「! 私は表舞台に立つことはあまりないのですが、よくご存知ですね。私はエーミールです。あの、もしよかったら車椅子を押しても良いですか?」

そういうと彼は顔を破顔させて首をちぎれそうなほど縦に降った。

em「こっちには、美味しいパスタ屋さんがあるんですよ。」

パスタも絶品だが、スロープもあったはずだ。


そう思いながら靴を持ち、彼の車椅子を押してパスタ屋へ向かった。





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Aさんの『』で喋ってる所は、全部スケッチブック、又は場合に応じて手話で会話してると思ってください!

話のところに〇〇sideって書きます。

無かったらAさんのsideです。

つー→←プロローグ的な長いやつ em side



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Nanaki(プロフ) - ノエルさん» 完結させて頂いた!!コメントありがとうございます!ノエルさんのその一言が次の作品を書く意欲につながります! (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - なみだめさん» おめでとうコメントをありがとう!なみだめさんを楽しませることができて嬉しい!! (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - mo4さん» mo4さんのコメントで更新頑張れました!読んで頂けたうえに面白いと言っていただけて幸せです。ありがとうございます!! (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - あめさんさん» しっかり読んでくれてありがとうございます!命令系敬語がすき...同士ですね!?いやこれ同士だわ。(確信)次の作品ももし良ければ読みやがれ下さい! (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - yukinaさん» ありがっと!次の作品もよろしくです! (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nanaki | 作成日時:2019年11月2日 2時

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