家政婦のWESTは突然に〔虹〕

...... 5 ページ7

.








ご飯食べ終わって、洗濯物を畳みながら聞いてみた。








「ねえ、2人はずっと来てくれるの？」

桐「うん、来るよ！......って、言いたいとこやねんけど」








どうやら家政婦のWESTには7人の従業員さんがいるらしくて、日替わりなんだって。








桐「前日来たどっちかと、新しい1人が組むねん！つまり...... 明日は俺と違う人が来るってことやな」

「え？じゃあ大毅くんは？もう会えないの？」

重「えええええ、無理いいいい、寂しいいいい」

「私も無理いいいい、寂しいいいい」

桐「あほ！真似せんでいいねん！笑 残念ながら、今言った順番的にシゲは最終日に来るわ。笑」








要するに、その7人に会えるのはそれぞれ2回ずつ。




え、なんか寂しくない？








「......たった2回しか会えないのにさぁ、あんまり仲良くさせないでよ」

重「あれ？A寂しいん？笑」

「......ん、」

桐「いや、ガチのやつやん！笑 まだ初日やし、俺らにもあと1回会えるから、な？」








初日のくせにバカみたいに馴れ馴れしくてうるさかったけどさ、それがめちゃくちゃ楽しかったの。結果的に。








だから、明日はこの2人じゃないんだって思ったら寂しいよ。




だってもう一回会えるとしても、この2人の組み合わせはないってことなんでしょ？








「......じゃあ、3人で遊ぼ？」

桐「うぉっ！ええな！」

重「よっしゃ！ババ抜きなら負けへんで！」

桐「またやんのかいな、ババ抜き。笑」








トランプして、家にあった双六まで引っ張り出して来て、途中で飽きて漫画読んで、大毅くんの意味分かんない一発ギャグ見せられて。








訳わかんないまま、訳わかんないぐらい楽しい1週間の初日はあっという間に終わった。








.

...... 6→←...... 4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す