すとぷり 6人の幼馴染み

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1位になれなくて拗ねてるのか完全にジャンケンする気が無いころちゃんに煽り入れるジェルくん



一瞬だけピリッとした空気が漂う。



「ほ、ほら！2人ともジャンケンしよ？」



その空気をかき消す様に私はすぐに言葉を紡いだ



「...分かったよ」



「いくよ、最初はグー___」



はぁ、と小さく溜息を零すとゆっくりところちゃんは拳を前に出す。



「ジャンケン...ポン！」



ジェルくんの掛け声で同時に手の形を変えて前に出した。私が連続でパーを出すところちゃんはチョキでジェルくんはグーだった。



「2位が僕で...」



「3位は俺か」



決着が着いたと言うのに、2人共複雑そうな顔を浮かべている。それも当然、だって1位を目指してゴールしたのに決め方がジャンケンなら複雑そうな顔をしても可笑しくない。



「...ころちゃん拗ねてるの？」



「別にぃ〜？」



少しの間を空けてころちゃんに質問するが言葉を伸ばして話すのは彼が拗ねてる証拠



「拗ねてるでしょ、癖が出てるから分かるよ」



そう言って小さく笑う。するところちゃんに片頬を摘まれた。



「なにひゅんの」



「何かムカついたから」



「なにひょへ！？はなひへ〜？」



何すんのと驚きながら言ってるつもりが頬を摘まれて上手く喋れない。けど、上手く聞き取ってくれたのかころちゃんは言葉を返して、何それ！？離して〜？と言ってるつもりで私も言葉を返した。

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