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＊刀剣男士サイド＊
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乱「はいっ、じゃあここで待っててね。」
一期「一体なんなんだい……？」
乱が急に離れの小広間に来るように言ってきた。
集まっているのは太刀もいれば打刀もいる。
薬研や堀川などもいるし、どういった面子なのかよく分からない。
乱「ちょっとぉ、早くしてよ！もう皆来てるんだよ？？」
「え、いや、まだあの、心の準備が、乱藤四郎様。」
乱「はぁ？Aが準備することなんて何もないじゃん！」
乱が慌ただしく女を連れてきた。
女の登場により小広間に緊張が走る。
鶴丸「……あ。分かったぞ、俺たちの共通点。」
薬研「一体なんだ？」
鶴丸「ここさ。」
鶴丸の白い指が首元を示す。
それを見て刀剣達も確かにと頷いた。
ならなおさら女に警戒が募るというもの。
三日月「どういうつもりだ？俺たちだけを集めて。まさか夜伽なんぞ言うつもりでは？」
乱「違うよ！この人にねお願いしたの。ね？A。」
「はい。皆様の首元の痕を消して欲しいと乱藤四郎様に命を受けました。」
乱「で、用意出来たんだよね？」
「一応………。」
背格好的にはAがお姉さんサイドの筈だが完全に主導権を握られている。
小狐丸「そんなに言うなら、やってみるがいい。私からやってもらおうか。」
「かしこまりました。」
女がゴソゴソと何かを取り出す。
乱「ちょっと待って、なにこれ。」
「白粉です。」
乱「はぁあ？？僕、隠すんじゃなくて消したいって言ったんだけど？！」
「だ、だって…私医者でもありませんし……よく分からないんですもの……。」
乱に責められたじたじのようだ。
しかしこれしかないのです、と言って女が小狐丸の首に白粉をポンポンとつけた。
「…ど、どうでしょうか…隠すだけなら……これでいいと思うのですが…。」
小狐丸「うむ。まあ良いんじゃないか。……ん？」
小狐丸が鏡を見ながら、首を触る。
小狐丸「…………痕が……。」
「……まあ。」
拭われた首元からは、赤い痕が消えていた。
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＊刀剣男士サイド…end＊
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オーキッド(プロフ) - 輝さん» コメントありがとうございます。もちろん乱は男ですが姉さんと呼ぶ方が乱は喜ぶという設定です。あまり気づいてくださる方がいないのでこのようなコメントは嬉しいです。ありがとうございます。 (2018年7月23日 9時) (
レス) id: 500cf8b735 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - 31話で五虎退が乱を"乱姉"と呼んでいましたが乱は男なので乱兄では？ (2018年7月11日 13時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
オーキッド(プロフ) - はにーまかろんさん» はにーまかろん様、いつもコメントありがとうございます。刀剣達はまだ全面的に主人公が好きという感情を表に出したくないので刀剣:不器用かつ意地悪vs主人公:気弱、な争い(?)が起こっていく感じですね。これからも宜しくお願いします。 (2016年6月26日 18時) (レス) id: ac6634c0b5 (このIDを非表示/違反報告)
はにーまかろん(プロフ) - 天下五剣の冷笑は暑い夏にぴったりですね！とまあ冗談はさておき、最新話読ませていただきました。お、これは主人公ちゃんへの独占欲が出ているのか！？刀剣男士の反応の意味を１人１人想像しながら楽しく読んでいます。長文＆乱文失礼致しました。 (2016年6月26日 18時) (レス) id: 578cdfafe4 (このIDを非表示/違反報告)
オーキッド(プロフ) - (aya*)W.H)さん» ありがとうございます。どちらのシリーズでも少し重い話が入ります。これからもよろしくお願い致します。 (2016年6月15日 7時) (レス) id: ac6634c0b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オーキッド
| 作成日時：2016年5月26日 6時
