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*一二三サイド*


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一二三「ぁあ〜〜〜〜緊張した〜〜〜〜〜〜
!!!!!!!!」

独歩「うるさいいちいち叫ぶな、もう何回も聞いたぞそれ。」




自宅に着き、ソファにダイブしてそう叫ぶといつも通り独歩に小言を言われた。






独歩「明日も仕事だから俺はもう寝るぞ。」

一二三「え〜せっかくだし一杯飲もうよ独歩〜。」





急いで冷蔵庫に向かい冷えていた缶ビールを二本取り出した。






独歩「……仕方ないな、これだけだぞ。」




浅いため息をついて独歩がソファに深く座った。
二つの缶がぶつかりカツンと固い金属音が小さく響いた。




独歩「…っはぁ、久々に飲んだな。………一二三、無理そうならやめてもいいんだぞ。宝生さんには俺から言っておくから。」


一二三「んー…。」




スーツを着ないで女性を含めて食事をしたなんて未だに信じられない。
今日の自分は自分でよく頑張ったと褒め称えてもいいくらいだ。

行き倒れた独歩を助けてくれたという彼女はいつも自分が客として接している女性よりも大分落ち着いており、知的な印象を受けた。
スーツを脱ぐとどうしても話せなくなってしまう自分に対しても気味悪がず、普通に接してくれたことに内心ホッとした。
逆に一度だけスーツを着てしまった時も、特に驚き以外のリアクションを見せなかったことも安心した。



一二三「……俺、あの人すごいと思ったよ。普段の俺にも態度変えなかったし、逆にホストモードの俺にも照れたりとか素敵とか騒がなかったじゃん?

…自意識過剰みたいだけど、キャーキャー騒がれるの疲れちゃうからさ、あの反応も意外と嬉しかったんだよな…。」


独歩「………そうか。」


一二三「俺、あの人のことそんなに嫌だと思ってない気がする。やっぱ目の前にしちゃうとビビっちゃうけどさ。

独歩はあの人のこと好き?」


独歩「…な、なんでそういう話になるんだよ、恋愛的に好きとかそういうのないから。まだ5回も会ってないんだぞ。

ただ……人間的に、好感がもてる人だとは思う。だからお前の女性恐怖症治すのに力になってくれるんじゃないかって思ったんだよ。」




バカな推測はするなと言って彼は冷たいビールをぐいっと喉に流し込んだ。



一二三「…ありがとな、独歩。」


独歩「……ん。」




少し照れた様子の幼馴染と俺は再び缶をカツンと合わせた。








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*一二三サイド…end*

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(プロフ) - オーキッドさんなりのこだわりが感じられ中々定まらないのはそれだけオーキッドさんの小説への思いからだと思います。生意気な事書いてすみません。でもそれだけ大切なんだと私は思いました。感想だけで申し訳ありません (2019年5月20日 21時) (レス) id: aa8fcb4cab (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こちらこそ温かいコメントありがとうございます。無理せず更新頑張って下さい。楽しみにしてます。又こちらこそよろしくお願いします。夜遅くに失礼致しました (2019年5月19日 23時) (レス) id: aa8fcb4cab (このIDを非表示/違反報告)
オーキッド(プロフ) - 千さん» コメントありがとうございます、お優しい言葉かけに感謝いたします。これからもよろしくお願いいたします。 (2019年5月7日 15時) (レス) id: 500cf8b735 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - この後凄く気になります。楽しみしています。無理しないでくださいね。更新楽しみに待ってます。 (2019年5月6日 23時) (レス) id: aa8fcb4cab (このIDを非表示/違反報告)
オーキッド(プロフ) - 夜桜 奏さん» コメントありがとうございます。素敵なお話だなんて嬉しいお言葉、感謝いたします。これからもよろしくお願いいたします。 (2019年5月6日 23時) (レス) id: 500cf8b735 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:オーキッド | 作成日時:2018年12月2日 23時

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