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＊堀川国広サイド＊
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刀を素手で掴む奴なんて初めて見た。
少しも表情を歪めず、彼女は淡々と喋っている。
それでもこの先へ通すわけにはいかない。
大事な仲間をもう失いたくはないんだ。
1人目の審神者は何本も刀を折った。
短刀たちはその標的となり、本丸から子供の姿が少なくなっていった。
その後、きた審神者によって折られた子達が鍛刀されたがやはり暴力を振るわれるのはひ弱な短刀ばかりだった。
「あなたが何と言おうと私は行きますから。」
いつものような無表情。だが目は他の審神者と違って澄んでいた。
堀川「そんなに行きたいならいいけど、僕がとなりにいること忘れないでよね。」
もう彼女になにを言っても無駄だろう。
もう一度首元に血の付いた刀を当てる。
「失礼します…！」
Aが障子を開け放った。
一期「それ以上近づかないでいただきたい！罰するのなら、弟ではなくこの私を……！！！」
鶴丸「わ、わりぃな…敵が多すぎて…。刀装せっかくつけてくれたのに全部剥がれちまった………。」
狐「な、鳴狐のもなくしてしまいました…。ど、どうか殴らないでください！鳴狐も精一杯頑張ったのです…！」
一期一振の背後には重傷を負った五虎退がうずくまっていた。
鶴丸国永や鳴狐は中傷、一期一振は軽症のようだ。
思わず刀を握る手に力が入る。
彼女は一体、どんな反応をするのだろうか。
無論、仲間を殴ろうものならすぐに首を掻っ切る。この部屋の周りには他の刀剣も控えている。
女1人、殺すことなど容易い。
「……。」
Aがフラフラと五虎退の方へ近寄る。
堀川「行くなって言ってるだろ…！！！」
「どいて。」
五虎退「…ぁ…。」
五虎退の顔が青ざめた。
「…ごめんなさい。」
彼女が五虎退を抱きしめて小さな声で謝った。
五虎退「え……？」
「私のせいです。敵が多いことも知っていました。
戦場のことをもっと把握しておくべきでした。申し訳ありません。」
そしてごめんなさいとまた言った。
声が震えていた。
「すぐに全員手入れをします。」
Aが立ち上がっていつものように淡々と述べた。
その目はうっすらと潤んでいるようにも見えた。
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＊堀川国広サイド…end＊
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真梨歌 - すみません、誤字報告？です！蛍丸の一人称が僕になっていました！蛍丸は"俺"なので訂正よろしくお願いします。とても面白いので、更新頑張ってください！ (2019年2月26日 20時) (
レス) id: 86c3faaeec (このIDを非表示/違反報告)
菜希@水松(プロフ) - オーキッドさん» よかったです!!! ありがとうございます!!! 勿論、作品名と作者名は載せます!!! (2015年12月23日 12時) (レス) id: 60c9464f5e (このIDを非表示/違反報告)
オーキッド(プロフ) - 菜希@水松さん» おお！！！いいんですか！よろしくお願いします！作品名と作者名掲載していただければ嬉しいです〜〜 (2015年12月23日 9時) (レス) id: ac6634c0b5 (このIDを非表示/違反報告)
菜希@水松(プロフ) - (続き)もし嫌なら、無理は言いません。 よかったら、検討してみてください。 是非、よろしくお願いします！ (2015年12月22日 22時) (レス) id: 60c9464f5e (このIDを非表示/違反報告)
菜希@水松(プロフ) - 初めてまして、菜希です。 凄く面白いです!!私は刀剣乱舞はあまり知らないのですが、分かりやすく、そして読みやすいです!! 今度、『おすすめしたい小説』というのを作りたいと思っています。 そこで、もし宜しければ、この作品を掲載しても宜しいでしょうか……？ (2015年12月22日 22時) (レス) id: 60c9464f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オーキッド
| 作成日時：2015年10月14日 16時
