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それから2日がたった。
食事の方は、燭台切光忠と歌仙兼定がやってくれているらしく昼時や夕暮れにはいい匂いが漂うようになった。
広間には一昨日入ったきり入っていない。
食事係の2人とはまだ言葉を交わせる程度にはなったがやはり他の者とは話す勇気がない。
部屋の片付けも2人は手伝ってもいいと言ってきたが、前の主の私物などが散乱しているのをAは知っていたのでやらなくていいと言っておいた。
昨日は風呂場や厠などの場所を終えたので今日からは部屋の掃除にうつる。
まず初めに手をつけるのは、審神者用の事務所のような部屋だ。
日野とのやりとりも、ここの電話で行うため是非とも綺麗にしたいところ。
「よし………！」
スパーンッと襖を開けて、まずはゴミを出す。
刀剣たちが夜伽に使われていたのは日野からチラリと聞いたが大人のおもちゃがちらばっている。
「………気色悪。」
触りたくはないが一つ一つ壊してから捨てていく。
？「今度は部屋の掃除か？」
「えぇ、今はゴミを捨てているところです。鶴丸国永様。」
バキバキとプラスチック音を響かせながら振り向くと真っ白で、一層血の跡が目立つ刀剣がいた。
鶴丸「………こりゃ驚いた、素手でそんなもの壊せるのか。」
「半分怒りも混じってますから力も多少こもるのでしょう。」
まるで他人事のように言って次々に前の主の所持品を破壊していく。
鶴丸「なあ君、名前はなんていうんだ。」
「Aと申します。」
鶴丸「そうか、Aか。ちなみにそれは真名か？」
「真名……とは何でしょう？？」
鶴丸がキョトンとしてそれから笑い出した。
鶴丸「こりゃあ傑作だね！！！！手入れも知らなかったり真名の事も知らなかったり、君は俺以上に驚きが好きなようだ。」
「いえ、私は平和に暮らした
鶴丸「最近は驚きに欠けていたからな、久々に笑ったぜ。まあ俺は少なくとも君を殺すつもりはないから、安心してくれ。」
「それはありがとうございます。」
鶴丸は言いたいことだけを言って広間に戻っていった。
大方視察か何かで来たのだろう。
秋の風が鶴丸の白銀の髪を揺らした。
部屋の掃除はまだまだ終わりそうになかった。
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真梨歌 - すみません、誤字報告？です！蛍丸の一人称が僕になっていました！蛍丸は"俺"なので訂正よろしくお願いします。とても面白いので、更新頑張ってください！ (2019年2月26日 20時) (
レス) id: 86c3faaeec (このIDを非表示/違反報告)
菜希@水松(プロフ) - オーキッドさん» よかったです!!! ありがとうございます!!! 勿論、作品名と作者名は載せます!!! (2015年12月23日 12時) (レス) id: 60c9464f5e (このIDを非表示/違反報告)
オーキッド(プロフ) - 菜希@水松さん» おお！！！いいんですか！よろしくお願いします！作品名と作者名掲載していただければ嬉しいです〜〜 (2015年12月23日 9時) (レス) id: ac6634c0b5 (このIDを非表示/違反報告)
菜希@水松(プロフ) - (続き)もし嫌なら、無理は言いません。 よかったら、検討してみてください。 是非、よろしくお願いします！ (2015年12月22日 22時) (レス) id: 60c9464f5e (このIDを非表示/違反報告)
菜希@水松(プロフ) - 初めてまして、菜希です。 凄く面白いです!!私は刀剣乱舞はあまり知らないのですが、分かりやすく、そして読みやすいです!! 今度、『おすすめしたい小説』というのを作りたいと思っています。 そこで、もし宜しければ、この作品を掲載しても宜しいでしょうか……？ (2015年12月22日 22時) (レス) id: 60c9464f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オーキッド
| 作成日時：2015年10月14日 16時
