#罪と罰、覗きと爆破 ページ5
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結局、私のお腹が鳴った音は、クラス全員に聞こえていたらしい。
どんだけ爆音だったんだ……、とか、もうハラキリしかない！ とか、さっきまで思ってたけど、
「温泉サイコー……」
この立派な温泉を前にしたら、さっきのことなんて、心の隅のほうに姿を隠してしまった。こんな温泉があるなんて、合宿先が変更になったのも良かったんじゃないかな。
あ、忘れてはないからね！！ あくまで心の隅には確実にいる、うん！！
認めよう、私は勝己レベルで、みみっちい。
「気持ちいいね〜」
「温泉があるなんて、最高だわ」
ま、この温泉に入ったら、人類なんてみみっちいもんですよ、知らんけど。
「これだけ広いと泳げちゃうよね、私は泳げないけど」
「高校生にもなって泳ぐ奴とかいないでしょ、……あ、上鳴あたりなら泳ぐかも、アホだし」
「もう耳郎さん、お隣に聞こえてしまいますわ」
そう、お隣。
これは、この合宿始まって以来の懸念の１つ。
男女で入浴時間がズレていない上に、男子の温泉は柵を挟んで、すぐ隣。
「……そろそろ峰田が動き出す頃だね」
「洸汰くんが見張ってくれてるらしいけど、峰田ならやりかねないよね、本当サイテー！」
洸汰くん、というのはマンダレイさんの従甥で、目つきの悪い、(轟曰く)ちょっとだけ勝己に似てる男の子。
だからか分からないけど、少しだけ安心感がある。
ま、子供は苦手だけど。
『峰田くん止めたまえ！ 君のしている事は、己も女性陣も貶める恥ずべき行為だ！』
『やかましいんスよ……』
どうでもいいけど、さっきから筒抜けなんだよなあ。どうせならバレないようにすれば良いのに。
いや、最初から覗こうとするなよって話だけど。
「……よし、感電させよ」
峰田の個性から考えて、柵を上ってくるだろうから、お湯に電気を流して柵から流そう。
むしろ温泉水とか贅沢じゃない？ 峰田なら下水で十分なのに、あ、コレ上鳴みたいな発想かも。
クソを下水で煮込んだような性格、「っふは、」
「どうしたの？ Aちゃん」
「っふ、ちょっと思い出し笑い、じゃあ早速、」
��Boooooommmmm！！！！��
『さっきッから喧しいんだよ沈んどけ！！！！』
「……勝己？」
「これは……Aにも感謝だね！」
「ありがとうAちゃん！」
「え？ あ、うん」
よく分からないけど、女の子たちの貞操が守られたならメデタシ。……だよね？
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Minthia(プロフ) - 薔薇さん» はじめまして、コメントありがとうございます。そう言って頂けて凄く光栄です＊ 私もニヤニヤしながら書いてます（笑） 少し重い展開になるかもしれませんが、ぜひ見守って下さい……！ これからもよろしくお願い致します！ (2020年5月5日 16時) (
レス) id: 5be8dd8b2f (このIDを非表示/違反報告)
薔薇(プロフ) - 初コメ失礼します。ここまで一気に読んでしまいました…！凄く面白くて、一人でニヤニヤしながら読みふけってしまいましたw執筆活動、頑張ってください！！これからも応援してます！！！ (2020年5月3日 10時) (レス) id: 917336ebd6 (このIDを非表示/違反報告)
Minthia(プロフ) - 夏終朝凪さん» コメントありがとうございます！ 感想に加えて温かいお言葉まで……本当に嬉しいです(*^-^*) ぜひニヤニヤしてください、私も書きながらニヤニヤしてます（笑） これからもよろしくお願い致します！ (2020年4月7日 10時) (レス) id: 5be8dd8b2f (このIDを非表示/違反報告)
夏終朝凪(プロフ) - すごく面白いです！続き楽しみです！作者さんのペースで頑張ってください！ニヤニヤしながら読ませていただきます……(。-∀-)すいません(笑)応援してます！ (2020年4月6日 21時) (レス) id: 8142368f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Minthia | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kariya652/
作成日時：2020年3月27日 17時
