#成長途中のビッグ・マウス−009− ページ29
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敵の死角を進むため、できる限り広い範囲に、微弱の電流を流しながら進んでいく。
「……マスキュラー含めて、１０人くらいかな」
まあ、流石に森全体まで把握するのは難しいから、定かじゃないけど。
(そういえば、勝己は……いや、大丈夫だよね)
あの勝己が大人しく敵に従うわけないし、きっと大丈夫、だってあの勝己だよ？ と、誰に対してか分かんないけど、そんなことを思っていた時、ようやく施設の建物が見えた。
「神立です、あの、誰かいますか、意識がない子がいて、」
……人の気配はあるけど、この状況なら警戒するのも無理はないか。
ガチャッ、
いや、だからそんな簡単に開けるなって。
「Aっ！！ 大丈夫だった！？」
「おぶってんのは耳郎に葉隠か！！？ 一体なにが、」
芦戸ちゃんに切島、それに上鳴に飯田、口田、皆の顔を見て、少しだけホッとした。良かった……、とりあえず、ここにいる人たちは無事ってことだよね。
「２人は敵の毒ガスを吸ってるんです、ブラドさん、応急処置お願いできますか」
「わかった、よくここまで運んできてくれたな」
「……君も、怪我してるじゃないか！ 早く手当を、」
モノマネくんも人の心配できるんか、いやそんなことより。
「ううん、私は大丈夫、……それより、他の皆は？」
「ここにいない奴らは、まだ森の中にいるはずだ。イレイザーが戦闘許可は出したから、そう簡単にはやられないだろうが……何せ、敵の狙いである爆豪が まだ保護できてねえ」
「勝己のこと、皆は知ってるんですか？」
あれ、皆がポカンとしてる。……なんで？
「マンダレイがテレパシーで伝達しただろ！ 神立、聞いてなかったのか？」
「え、いや……もしかしたら、個性の影響で、また脳波が、」
「そんな状態で、２人を……！」
自分を�狃ち境瓩垢詬祥気�なかったせいだ、手足の痺れと同じで……頭もダメになってきてるなんてワロエナイ。けど、ここで止まってるわけにも、
「どこへ行く気だ、神立」
「戦闘許可が出てるなら……尚更、ここで止まってるわけには行かないです」
「そうですよ！ 戦力は少しでも多い方が！」
「戦えって！！ 相澤先生も言ってたでしょ！！」
「ありゃ自衛のためだ、皆が ここへ戻れるようにな」
ガタ、と外で音がした。扉に人影もみえる。
「相澤せ、」
「違う！！！！」
青い炎が、周囲を包む。
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Minthia(プロフ) - 薔薇さん» はじめまして、コメントありがとうございます。そう言って頂けて凄く光栄です＊ 私もニヤニヤしながら書いてます（笑） 少し重い展開になるかもしれませんが、ぜひ見守って下さい……！ これからもよろしくお願い致します！ (2020年5月5日 16時) (
レス) id: 5be8dd8b2f (このIDを非表示/違反報告)
薔薇(プロフ) - 初コメ失礼します。ここまで一気に読んでしまいました…！凄く面白くて、一人でニヤニヤしながら読みふけってしまいましたw執筆活動、頑張ってください！！これからも応援してます！！！ (2020年5月3日 10時) (レス) id: 917336ebd6 (このIDを非表示/違反報告)
Minthia(プロフ) - 夏終朝凪さん» コメントありがとうございます！ 感想に加えて温かいお言葉まで……本当に嬉しいです(*^-^*) ぜひニヤニヤしてください、私も書きながらニヤニヤしてます（笑） これからもよろしくお願い致します！ (2020年4月7日 10時) (レス) id: 5be8dd8b2f (このIDを非表示/違反報告)
夏終朝凪(プロフ) - すごく面白いです！続き楽しみです！作者さんのペースで頑張ってください！ニヤニヤしながら読ませていただきます……(。-∀-)すいません(笑)応援してます！ (2020年4月6日 21時) (レス) id: 8142368f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Minthia | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kariya652/
作成日時：2020年3月27日 17時
