#成長途中のビッグ・マウス−004− ページ24
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考え抜いた結果、やはり私じゃ、マスキュラーと肉弾戦で勝つことは不可能。だってほら、まず筋肉量が違うじゃん、見た目からして。
「わかるか俺の今の気持ちが！？ 笑えて仕方ねえよ！」
わかってたまるか。……じゃなくて、今は敵とデクくんが戦っている。隙を見て私が感電させようとはしてるけど、アイツに隙はほぼない。
「実現不可のキレイ事のたまってんじゃねェよ！ 自分に正直に生きようぜ！！」
ごめんデクくん、一方的な劣勢なのに助けられなくて。もう少し、もう少しだけ、
GON、
「おまえのせいで……お前みたいな奴のせいで、いつもいつもこうなるんだ！！」
「洸汰くん……ッ」
洸汰くんが投げた石が、敵の後頭部に当たり、そして敵の動きが止まる。
「……ガキは そうやってすぐ責任転嫁する、よくないぜ。悪いのは出来もしねエことを やりたがってた、」
敵は溜息を吐いて、話し出す。……行くなら、今しかない。
私は何とか立ち上がり、勢い良く地面を蹴り、できるだけ高く、高く跳んだ。
それから、マスキュラーの首の後ろを目がけて着地、そして、「出力１００パーセント、放電」
Clap！！！！
回せ。血液を、電流を。
同時に溜めろ、まわりの静電気ぜんぶ。
敵以外、誰も傷つけないように。
「うあ、んッ、は、あ……私までビリビリしちゃった」
大丈夫、少しくらいビリビリするだけなら、気持ちいいレベルだから。
「しばらくは動けないでしょ、これで……」
「ぐ、ははッ……悪いのは、テメェのパパとママさァ」
「な、洸汰くん！」
「悪いの お前だろッ！！！！！！」
私が洸汰くんに駆け寄るのと同時に、デクくんが向かってきたために、敵は後ろを向く。
「これで速さは関係ない」
(折れた腕を筋繊維に……確かにあれなら、)
「で、何だ！？ 力不足の その腕で殴るのか！？」
「出来るか出来ないかじゃない」
デクくんなら、……きっと勝己だって、こう言うはずだから。
「ヒーローは！！」
「命を賭してキレイ事 実践するお仕事だ!!!!」
その時、
私は、マスキュラーが顔色を変えたのを、見逃さなかった。
SMASH！！！！！！！！
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Minthia(プロフ) - 薔薇さん» はじめまして、コメントありがとうございます。そう言って頂けて凄く光栄です＊ 私もニヤニヤしながら書いてます（笑） 少し重い展開になるかもしれませんが、ぜひ見守って下さい……！ これからもよろしくお願い致します！ (2020年5月5日 16時) (
レス) id: 5be8dd8b2f (このIDを非表示/違反報告)
薔薇(プロフ) - 初コメ失礼します。ここまで一気に読んでしまいました…！凄く面白くて、一人でニヤニヤしながら読みふけってしまいましたw執筆活動、頑張ってください！！これからも応援してます！！！ (2020年5月3日 10時) (レス) id: 917336ebd6 (このIDを非表示/違反報告)
Minthia(プロフ) - 夏終朝凪さん» コメントありがとうございます！ 感想に加えて温かいお言葉まで……本当に嬉しいです(*^-^*) ぜひニヤニヤしてください、私も書きながらニヤニヤしてます（笑） これからもよろしくお願い致します！ (2020年4月7日 10時) (レス) id: 5be8dd8b2f (このIDを非表示/違反報告)
夏終朝凪(プロフ) - すごく面白いです！続き楽しみです！作者さんのペースで頑張ってください！ニヤニヤしながら読ませていただきます……(。-∀-)すいません(笑)応援してます！ (2020年4月6日 21時) (レス) id: 8142368f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Minthia | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kariya652/
作成日時：2020年3月27日 17時
