#成長途中のビッグ・マウス−003− ページ23
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「緑谷って奴だろ、お前？ 丁度いいよ、お前は率先して殺.しとけってお達しだ」
普通だったら、どちらか１人が洸汰くんを連れだし、もう１人が敵と戦うのが定石だし、私たちも普通にそうするべきだと思う。……けど、
「じっくりいたぶってやっから、血を見せろ！！」
「来、」「デクくんッ」
即座に敵の跳躍、そして目にも止まらぬ早さで、デクくんが横の崖に叩きつけられる。
「あ、いけね、そうそう」
敵が何か話し出そうとする隙を突いて、私は敵に急接近。フルパワーで放電すれば少しくらい動きが止まるはず、
「別に女、……神立だっけか？ お前でも構わねエが、知ってたら教えてくれよ」
「ッ、避け、！？」
私の右手は敵にカスリもせず、宙を掴む。咄嗟に足に反発の静電気を流し、反動のまま、敵の顔をめがけて蹴りを入れると、敵と僅かな距離が出来る。
「ッチ、……爆豪ってガキは、どこにいる？ 一応 仕事はしなくちゃあ、よッ！！！！」
「は？ かつ、」
THOM！！！！
「ふッ、」
一瞬で距離を詰められ、敵は私たちを目がけて拳を振り下ろす。が、その様子を端から見ていられるということは、私は間一髪でデクくんに助けられたんだろう。
「ッく、……！」
けど、今のでデクくんの左手は多分、折れた。個性が体に合ってないんだ、……きっと私以上に、それこそ借り物みたいに。
「勝己に何の……」
「答えは�狠里蕕覆き瓩芭匹い�？ いいな？ よし、じゃあ……遊ぼう！！」
「ガ、はッ」
クソ、思いっきり蹴られた上に崖に体をぶつけた。
１つだけ言わせて、こんなの遊びって言わないよ！！ 遊んだことない人だって そんぐらい分かるわ！！
「はっはは！ 血だ！ いいぜコレだよ、楽しいや！ けどな、物事にはな、優先順位ってのがあんだよ！ お前は後で構ってやるから、そこで待ってろ！！」
あー……ダメだ、冷静に戦おうと思ってたけど、……らしくなかった。ムカつく、何でこんな風に見下されなくちゃならないんだ、私だってプライドくらいあるからね、一応。
「必ず救けるんだろ！？ なあ、オッカシイぜ、お前ら！！」
考えろ考えろ考えろ、私は何をどうするべきか、どうすれば、この男をボコボコにして、あわよくば跪かせて、洸汰くんに謝らせることが出来るのか、……ついでにデクくんと私にも。
定石に徹する余裕は、ない。
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Minthia(プロフ) - 薔薇さん» はじめまして、コメントありがとうございます。そう言って頂けて凄く光栄です＊ 私もニヤニヤしながら書いてます（笑） 少し重い展開になるかもしれませんが、ぜひ見守って下さい……！ これからもよろしくお願い致します！ (2020年5月5日 16時) (
レス) id: 5be8dd8b2f (このIDを非表示/違反報告)
薔薇(プロフ) - 初コメ失礼します。ここまで一気に読んでしまいました…！凄く面白くて、一人でニヤニヤしながら読みふけってしまいましたw執筆活動、頑張ってください！！これからも応援してます！！！ (2020年5月3日 10時) (レス) id: 917336ebd6 (このIDを非表示/違反報告)
Minthia(プロフ) - 夏終朝凪さん» コメントありがとうございます！ 感想に加えて温かいお言葉まで……本当に嬉しいです(*^-^*) ぜひニヤニヤしてください、私も書きながらニヤニヤしてます（笑） これからもよろしくお願い致します！ (2020年4月7日 10時) (レス) id: 5be8dd8b2f (このIDを非表示/違反報告)
夏終朝凪(プロフ) - すごく面白いです！続き楽しみです！作者さんのペースで頑張ってください！ニヤニヤしながら読ませていただきます……(。-∀-)すいません(笑)応援してます！ (2020年4月6日 21時) (レス) id: 8142368f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Minthia | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kariya652/
作成日時：2020年3月27日 17時
