ミンソクさんなんか大嫌い

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１ヶ月後。少しミスが減ったわたし。


やればできる子じゃんって自分のことなでなでしてあげたいけど、ミスしないことが当たり前ですよね、この世の中は…


でも鈍臭いわたしにしては頑張った方だよ…うん








まだ今週も始まったばかりだというのに今日も残業で、目は今にも閉じそうだ。


机の上に溢れた荷物をカバンの中に突っ込んで、急いで会社を出た。
そこまで人が多くない電車に乗り込み、夜景越しに窓に写る自分の顔を見る。




髪はボサボサで、肌はちょっと荒れてるし、何より顔色が悪い。
そりゃあそうだ。睡眠時間は短いし、自炊すらできてないし。





仕事を辞めるっていう選択肢もそりゃああると思う。
でもこの仕事をするっていうのは自分が決めたことだから、今さらやめるつもりはサラサラない。
意外とわたし頑固なところもあるのかな…







家に着いて、ソファにダイブする。
一人暮らしには少し広めの部屋。
自分の稼いだお金で住まいも探すつもりだったけど、これだけは払わせてとお父さんがうるさいから契約してしまった。






ポチッとテレビのチャンネルを押せば、特に面白くもないお笑い番組がやっている。
お湯を沸かし、カップラーメンを作る。
このふわふわソファに身体を沈めて、テレビをつけて、ご飯を食べながら、片手に携帯を持っていじるこの時間がけっこう好き。
好きなことをするのは至福のひととき。







携帯の電源をつけるとそこにはお父さんから連絡が来ていた。




『今週末空いてるか？』


『空いてるなら、話もあるから帰ってきなさい』






久しく実家には帰ってなかったし、休日は基本暇人だし、わたしは実家に顔を出すことにした。
それにしても話ってなんだろう…。







 

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