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なかなかタイミングが合わなくて一週間経った今日。
プロジェクトも始まったせいでわたしは残業をせざるを得なかった。





オフィスに残っているのはわたしとミンソクさんのふたり。


ふたり分のコーヒーを淹れて、ミンソクさんのところへ行った。





「ミンソクさん、この前のお金、なかなか返せてなくてすみません」




「使ってくれてよかったのに、もうこれはあげるよ?お小遣いとして受け取って?」





「そんなことできないです、これは返すので今度一緒にランチ行きませんか?」









言ってから気づく。



────何言ってんのわたし







あんなにミンソクさんとご飯を食べるのが嫌だったはずなのに。
自分が何を考えてるのかよくわかんなくて困惑してしまう。





「わかった、じゃあそのとき奢らせてね?」




「……はい」





そう返事すると嬉しそうなミンソクさん。
少し微笑んで、大きな一重の目でこちらを見てくる。
なんだか恥ずかしくなって目をそらしてしまう。








話題変えないと……

そうだ!





「ミンソクさんがあの店にいたのは驚きました」




「ずっとあの店行ってみたかったんだ」





「人気店ですもんね、リーズナブルだし」





「そうじゃなくて、実はスイーツが大好きで…」





「…へぇ」









意外すぎる…まじめな冷酷人間が、スイーツ大好き人間…?








「あのときもスイーツ目的で…すんごいおいしかった」





「今度わたしも食べてみたいです」





「今から行く?」





「え、仕事…」






「しょうがないから明日でもいいよ、今日だけだよ?特別サービス」









大嫌いなミンソクさん。
でもなんだか拒めなくて、たまに微笑むミンソクさんの顔が忘れられなくて。わたしだけ特別扱いされているような気持ちになって。




頭の中がミンソクさんのことでいっぱいだった。
店に向かうあいだ、わたしより少し背が高いだけのミンソクさんの後ろ姿をずっと見つめていた。









 

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caratちゃん(プロフ) - 続き楽しみにしています (2019年7月27日 12時) (レス) id: 7fca833944 (このIDを非表示/違反報告)
カリン(プロフ) - 沙環さん» 沙環さん、コメントありがとうございます!わたしもニョルペンでしうちゃんの妄想が大好きなんです。そうなんですね!頑張るので待っていてください! (2018年3月25日 1時) (レス) id: 5030c553c4 (このIDを非表示/違反報告)
沙環 - 私はEXOのチャニョルペンですがシウミンも大好きです!小学校が終わったらいつも読んでいます。早く読みたいので頑張って下さい。 (2018年3月23日 21時) (レス) id: e5843836e0 (このIDを非表示/違反報告)
カリン(プロフ) - えりさん» えりさん、嬉しいお言葉ありがとうございます!そうですよね、妄想は楽しいですけど、最近書かなきゃと追われている感じだったので気持ちが楽になりました。本当にありがとうございます! (2018年3月22日 16時) (レス) id: 5030c553c4 (このIDを非表示/違反報告)
カリン(プロフ) - あまいくりーむさん» あまいくりーむさん、コメントありがとうございます!時間はかかるかもしれないですが、更新した時にはまた遊びに来てくださいね^ ^ (2018年3月22日 16時) (レス) id: 5030c553c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カリン | 作成日時:2018年2月9日 20時

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