文豪たちの観察日記 二冊目 【文スト】

騙し愛2 ページ12

中「おい、栞。そんな不貞腐れんな。」

貴「私は武装探偵社員だ。マフィアなんて嫌いだ。」

中「はぁ…。手前、中々頑固だな。」

貴「……帰りたい。探偵社の皆と、お酒飲みたい。
太宰とか、国木田とか、乱歩さんや与謝野さん。」

中「俺のこと、そういうの抜きにして嫌いか…?」

貴「…マフィアは皆嫌だ。でも…」





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貴「中也個人のことは、普通に好きだ。」

中「…!!…そうかよ。」

貴「でも、探偵社の皆に会いたい。」

中「…俺が愛してるから、手前のこと。」

貴「…私は敵だ。」

中「敵でも仲間でも、手前のことはずっと愛してる。
俺、手前のこと…。」

?「やぁ、中也。彼女を脅したんだって?」

中「青鯖…!?まさか、手前……!!」

貴「私のことを愛してくれて有難う。
中也のこと、私も好きだ。
でも、騙し愛は私の勝ちだな。」



太「中也。君に高等な恋の駆け引き等無理さ。
彼女は武装探偵社一番のスパイだからね。
心理戦じゃ最強だよ。私も顔負けだ。」

中「手前ら…!!」





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これが二人の騙し愛。
結局中也は彼女にはめられていただけ。
二人の想いは交わることの無いまま、彼女は太宰と結婚したそうな。





すいません。後味悪いの書いてみたくて…。
書き直してほしかったらコメント欄にてお願いします!!

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