33話 ページ35
ベポ「速度は上がったけど…」
サイクロンはどんどん勢力を増す。距離は開けたが、また引き込まれる可能性がある
…あともう少しなのに
策はないかと頭を回転させていた刹那
「＿＿＿＿＿＿全員しっかり掴まってろ！！」
トラファルガー･ローの張り上げた声と共に体が浮遊感に襲われる
ロー「シャンブルズ！」
彼がそう言葉を放った直後、外の景色は変わり、サイクロンを抜けていた
…トラファルガー･ローがやったのか？
ベポ「キャプテン…！」
シロクマはそう叫ぶと、操縦室を飛び出していった
「ちょっと！！」
私が呼び止めても、彼は振り返らずそのまま駆けて行ってしまった
…追いかけるか
シロクマを負い、甲板へ出る
甲板では船員全員がトラファルガー･ローを囲んでいた
ﾍﾟﾝｷﾞﾝ「キャプテン！しっかりしてください！」
ベポ「キャプテン！」
私もトラファルガー･ローの近くまで寄る
彼はその場に倒れていた
…なるほど、力の使いすぎか
聞いた話ではオペオペの実は万能。しかし、体力の消耗が激しい
オペオペの身の力の反動がどのようなもので決まるのかはわからないが、今回の場合はこの潜水艦という大きなものを遠くまで移動させたため余程の体力を消耗したのだろう
「ローさん…」
ロー「…あ、ぁ……サエウムか、今回は…ありがと、な…」
息を切らしながらそういうトラファルガー･ロー
…なんでお礼なんか言うんだろう
「気にしないでください…今はゆっくり休んで…」
トラファルガー･ローは船員に連れられ、医務室へと運ばれた
私は自分の腹を抑える
…気にしないようにしていたが、やはり傷が開いてしまったか
こんなんじゃいつまで経っても治らないな
シャチ「サエウムちゃん」
「シャチさん…」
シャチ「ベポから聞いたよ。サイクロンを抜け出すために色々してくれたって…ありがとう」
「お礼を言われるほどのことはしてません！ローさんのおかげです」
シャチ「サエウムちゃんがサイクロンから船を引き離してくれたおかげでキャプテンもあれ以上体力を削らなくて済んだんだ…感謝してるよ、本当に」
「……ローさんが無事で、よかったです」
シャチ「うん、そうだね」
感謝の言葉を述べられ、笑顔を向けられたが
それはサエウムへの気持ちであって、私のものじゃない
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ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - †NANA†さん» 訂正ありがとうございます。後ほど修正させていただきます (2019年10月29日 22時) (
レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 「ルフィ」であって「ルフィー」ではありません。 (2019年10月29日 22時) (レス) id: 9d78a5537a (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - ばりおさん» 応援のお言葉ありがとうございます！まだまだ続きますのでよろしくお願いします！すっごく嬉しいです。お付き合い願います！ (2019年9月14日 19時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
ばりお - これからどうなるか気になります！更新頑張ってください(*´∀`)♪応援してます♪ (2019年9月14日 19時) (レス) id: 1a062a0ebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ToaRin | 作成日時：2019年8月23日 20時
