29話 ページ31
ロー「調子はどうだ」
「ばっちりですよ！」
電子機械音が木霊し、体に繋がれたチューブが点滴へ伸びていく
私は白い天井を眺めながら、いつものように彼の質問に回答していた
ロー「…こんな傷じゃ、歩くことは不可能だ」
「痛くても我慢しますよ。お役に立ちたいんですから」
ロー「病人なら大人しく寝てろ」
「嫌です！」
傷の状態を見ると言って、先程から電子機器の画面を見てはカルテのようなものに書き込んでいた
少し間を開けてから、トラファルガー･ローは話し出す
ロー「お前、薬とか飲んでるか？」
「薬？そんな高価なもの買うお金なんてありませんよ」
ロー「なら昔、病気をを患っていたりしてたか？それで投薬してたとか…」
私のその質問に1、2秒の魔を開けてから答える
「あんまり昔のことは覚えてませんね…親に捨てられちゃいましたから。もしかしたら、病気持ちかもしれません」
ヘラヘラと笑いながらそう言った
彼はまた少し無言になってからカルテを書く手を止め、私に質問した
ロー「今から9年前、とある薬の開発が研究者の間で盛んに行われていた。だが、研究者はその薬の開発に失敗を続け、失敗作が大量に生み出された。この話を知っているか？」
「…知りませんね」
ロー「今でもその薬の開発の成功例はない。長年時間をかけても出来ないことはあるんだ。」
…やはり、こいつ知っているな
早いところ殺さなくては
ロー「ま、成功することなんて少ないけどな。終わったぞ」
トラファルガー･ローはそう言って、私についていたチューブを全部取った
船員はこいつが私に好意的だと言ったが、それは大いに違う
こいつは私を監視しているだけだ
検査から私の秘密を知り、脅しをかけようとしている…そのへんだろう
早いとこ、この潜入も終わらせなければいけなくなりそうだ
「検査、ありがとうございます。ローさんも世間話とかするんですね」
ロー「…まぁな」
私はそうとだけいって部屋から出ていった
「ﾊﾞﾀﾝ」
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ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - †NANA†さん» 訂正ありがとうございます。後ほど修正させていただきます (2019年10月29日 22時) (
レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 「ルフィ」であって「ルフィー」ではありません。 (2019年10月29日 22時) (レス) id: 9d78a5537a (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - ばりおさん» 応援のお言葉ありがとうございます！まだまだ続きますのでよろしくお願いします！すっごく嬉しいです。お付き合い願います！ (2019年9月14日 19時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
ばりお - これからどうなるか気になります！更新頑張ってください(*´∀`)♪応援してます♪ (2019年9月14日 19時) (レス) id: 1a062a0ebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ToaRin | 作成日時：2019年8月23日 20時
