27話 ページ29
シャチ「いやぁ…昨日は悪かったね、毛布まで掛けてもらっちゃって…」
「気にしないでください。ここに置かせてもらう身として当たり前のことです！」
ﾍﾟﾝｷﾞﾝ「朝ごはんまで作ってもらえるなんて…俺、感激だ…サエウムちゃん本当にいい子だよ…」
「優しくしてもらっているから…返したいんです」
私は少しだけ目を細めると、朝ごはんを運んだ
優しくしてもらったから返す…ね、バカげてるな
自分の言ったことに内心毒を吐き、細めた目を戻した
「ローさんは…どこに行ったんでしょうか？」
ベポ「キャプテンなら部屋に篭もってるよ」
「呼んできます」
私は昨日と同じルートを辿り、トラファルガー･ローの部屋の前まで行く
扉に耳を当てみるが、中からは紙をめくる音しか聞こえない
…独り言を言うタイプじゃない。でんでん虫も使っていない
「ｺﾝｺﾝ」
「朝ごはん、出来ましたよ」
ロー「今行く」
トラファルガー･ローはそう言うと、直ぐに部屋から出てきた
出てくる際に見えた部屋の中は昨日より荒れていた。何をしようとしているんだ
部屋から出てきた彼は、私の隣についてくるように食堂へ向かった
ロー「サエウム」
「は、はい」
…初めて名前を呼ばれたな
ロー「出身はどこだ」
「
ロー「…そうか」
トラファルガー･ローはそこで話を切った
…なんだ？出身なんかを聞いて…
トラファルガー･ローは少し黙ったと思うと、また話し始めた
ロー「なら…
ポルクラマ島は知っているか？」
「え？」
ポルクラマ島…何故その名前がこの男の口から…？
いやまて、動揺するな。ここで動揺したらバレる。
海賊なら知っていてもおかくないじゃないか
落ち着いて平常心を保て
「知ってます…けど…あれは伝説の島ですよね？本当にあるんですか？」
何故そこに行き着いたんだ…ログポースの示さないあの島を…
ロー「……
世界で最も美しい民族の住む島。ログポースも示さないため、伝説とされているが…あれは本当に実在した」
「…なんでそんなこと」
ロー「海賊なら1度は行ってみたい島だ。その程度は知っている」
嘘だ。完全にカマをかけてきていた。私の様子を伺うためにこんな言い方したのか
…やはり、こいつ私のことを疑っている
危険だ
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ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - †NANA†さん» 訂正ありがとうございます。後ほど修正させていただきます (2019年10月29日 22時) (
レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 「ルフィ」であって「ルフィー」ではありません。 (2019年10月29日 22時) (レス) id: 9d78a5537a (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - ばりおさん» 応援のお言葉ありがとうございます！まだまだ続きますのでよろしくお願いします！すっごく嬉しいです。お付き合い願います！ (2019年9月14日 19時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
ばりお - これからどうなるか気になります！更新頑張ってください(*´∀`)♪応援してます♪ (2019年9月14日 19時) (レス) id: 1a062a0ebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ToaRin | 作成日時：2019年8月23日 20時
