Ep.41 ページ46
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ピーンポーン
インターフォンの音で目が覚める
重い体をベッドから出して引きずるように玄関へと向かう
ガチャ＿＿＿＿
爆豪「よォ、生きてっか」
A「は…」
ドアを開けると、そこには爆豪が立っていた
爆豪「つーか返信ぐらいしろや
何買えばいーのか分かんねえだろうが」
ガサッと音がして爆豪の手元に視線を落とす
爆豪が持っていた袋にはコンビニで買ったであろうゼリーやアイス、冷えピタなどが入っていた
A「どうして……った、」
爆豪「おい！？」
頭がズキズキと痛みだし、力なくそこに座り込む
先程よりも熱は上がり体は火照っていた
爆豪「っくそ、A！…A！」
ぼんやりと遠くなる意識の中、ふわっと体が宙に浮くような感覚を覚える
何が起こっているよか理解できなかったが、心地よい温かさと柔軟剤の柔らかい匂いにAなゆっくりと目を閉じた
＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
目が覚めると視界に見慣れた天井
頭を横に倒すと爆豪がスヤスヤと寝息を立てていた
カーテンから差し込む光が爆豪の髪の毛を輝かせる
その髪を触ろうと思わず手が伸びた。
しかし伸ばした腕の手首がパシッと掴まれた
爆豪「…起きたかよ。つか何しようとしてンだ…」
A「さっき起きたよ。
髪の毛触ってみたくて…つい」
爆豪「…まだ熱下がってねーだろ。何か食って薬飲め」
膝に手を付き静かに立ち上がった爆豪は、近くの袋を手に取った
オレンジゼリーの蓋を開けて少しずつ飲み込む
爆豪「喉痛むのか」
A「うん…少し」
爆豪「…そうか」
なんとなく気まづい空気が流れる
こうしてちゃんと2人きりになるのはあの雨の日以来だ
A(あ、また頭ぼーっとしてきた…)
体温計を脇に挟みながら、波のように強くなったり弱まったりする頭痛が、Aの体力を容赦なく削ぎ落とす
ピピッと体温計が鳴ると37.8の数字
爆豪「38度か…頭いてぇ他に症状あんのか」
A「ん……少し気持ち悪い…」
爆豪「薬飲めるか？」
A「無理、かも…」
痛みが増していく頭を押え、力なくベッドに仰向けになる
水に沈んでいるような重い体で薬を飲む気力もなかった
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洸姫(プロフ) - まぐろさん» そう言っていただいてとてもうれしいです！続編も是非よろしくお願い致します＿|＼○＿ (2020年4月3日 21時) (
レス) id: b8ba091317 (このIDを非表示/違反報告)
まぐろ - この作品大大大大好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年4月3日 19時) (レス) id: 5924415bb9 (このIDを非表示/違反報告)
洸姫(プロフ) - そらさん» 楽しんだ頂いて何よりです( ；_； ) ありがとうございます！ <(_ _)> (2020年3月25日 13時) (レス) id: b8ba091317 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - きゃぁー！！キュンキュンが止まりません！！これからも楽しみに待ってます！！ (2020年3月24日 2時) (レス) id: 225a49b51c (このIDを非表示/違反報告)
メンヘラ撃退者 - 爆豪の中の人不倫してんじゃんwww (2020年3月22日 18時) (レス) id: 2fea4d09cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：洸姫 | 作成日時：2020年3月11日 18時
