Ep.39 ページ44
．
程なくして雄英体育祭は終わりを迎えた
人混みも落ち着いた頃、Aは校門で爆豪を待っていた
A(爆豪くん、遅いな…)
？「何してんすか」
A「わっ！？」
突然隣に現れた男子にAは反射的に肩が跳ねた
A「ビックリしたぁ…あれ、君…借り物競争の…」
？「轟 焦凍です。爆豪のこと待ってるんですか」
A「うん…爆豪くん、まだ教室かな？」
轟「いや、あいつはとっくに帰りました」
A「えぇ！？」
A(いやでも約束してた訳じゃないしな…
一緒に帰りたいとか思うのも私だけ…か)
“自分だけ”ということにチクリとした痛みが胸を刺した
A「そっ…か。うん、わかった。じゃあ私も…」
轟「あの、オレで良ければ一緒に帰りませんか」
A「え…？」
からかわれているのかとAは轟の顔をまじまじと見つめた
轟「なんですか」
A「何か企んでる？」
轟「そんなわけ…」
A「ふふっ、そうだよね！一緒に帰ろーか！
えっと…轟くん？」
轟「はい。
A「Aでいいよ！それに私と轟くん、多分タメじゃないかな？」
轟「まじ、ですか…」
A「うん、まじ。」
なんだ…と頬をポリポリと掻く轟は少しクールな面もあるものの、帰り道でAとすっかり打ち解けた
A「ピンク肌の…芦戸さんだったかな？
勢いすごくてビックリしちゃった」
轟「芦戸は…そうだな。誰にでもあんな感じだ」
A「そっかぁ。でももっと皆と話してみたかったな」
轟「…なら、今度＿＿＿＿」
．
轟に最寄り駅まで送ってもらい、家に帰宅するとAのスマホは轟からのメッセージを受信していた
焦凍あの件、無理にとは言わねえ
けど、あいつらもAと仲良くなりたいと思ってるし、俺もAをもっと知りたいと思ってる
A「っ！？」
歯が浮くようなセリフがAの顔を真っ赤に染め上げる
A考えとく!
それだけ返してAは自分のベッドへとダイブした
A(今日はなんか、疲れたな…)
慣れない場所へ行ったからか、尋常でない疲れと共にAは意識を手放した
。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 173人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
洸姫(プロフ) - まぐろさん» そう言っていただいてとてもうれしいです！続編も是非よろしくお願い致します＿|＼○＿ (2020年4月3日 21時) (
レス) id: b8ba091317 (このIDを非表示/違反報告)
まぐろ - この作品大大大大好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年4月3日 19時) (レス) id: 5924415bb9 (このIDを非表示/違反報告)
洸姫(プロフ) - そらさん» 楽しんだ頂いて何よりです( ；_； ) ありがとうございます！ <(_ _)> (2020年3月25日 13時) (レス) id: b8ba091317 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - きゃぁー！！キュンキュンが止まりません！！これからも楽しみに待ってます！！ (2020年3月24日 2時) (レス) id: 225a49b51c (このIDを非表示/違反報告)
メンヘラ撃退者 - 爆豪の中の人不倫してんじゃんwww (2020年3月22日 18時) (レス) id: 2fea4d09cd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：洸姫 | 作成日時：2020年3月11日 18時
