Ep.9 ページ11
．
爆豪「お前！！
今日電車で会ったろ！！！」
繋がった、と言わんばかりの顔に、Aも呆気に取られた
A「 今日、電車……？
っあ、ああそう！！！そうだよ！
電車同じだったよ！」
Aも釣られて爆豪に共感する
今日目が合ったからなのか、爆豪はAのことを認識していた
だが、認識したのは反応からして今日が初めてだろう
わかっていた事だが、Aの胸はチクリと痛んだ
A( そりゃ、私の事なんて前から覚えてるわけないよね…
今日偶然目が合ったから覚えられてただけで…)
別に期待していたわけじゃない
全てわかっていた。けど、心のどこかでそうであってほしいと懇願していた。
爆豪「 どっかで見た事ある面だと思ったら、毎朝となりにいるやつかよ」
こんな偶然あるもんだな、
ケロリと言ってのける爆豪にAは耳を疑った
A「い、いま…」
爆豪「あ゛？」
A「いまなんて？！」
あまりの形相に、詰め寄られた爆豪も気圧されたかのように顔を引いた
爆豪「だから、毎朝となりにいる…って
おい！聞いてんのかよ！！」
まだ全てを言い終えていないにも関わらず、Aは爆豪から勢いよく顔を背けた
Aは必死に手で顔を覆った
そうしなければ隠すことができない
緩む頬、赤面した顔、ニヤニヤと力の入らない口元
毎朝、隣にいた奴。
ただ、これだけだ。
別になんてことはない、毎朝隣に同じ人が来れば自然と顔も覚えるものだ
しかし、Aにはこれがこれ以上にないほど、嬉しい事に感じた
A( 嬉しい… なんでこんな嬉しいのかわかんないけど、爆豪くんも私を少なからず覚えててくれたんだ…)
爆豪の呼びかける声も聞こえず、歓喜の気持ちを抑えられずにいた
爆豪もそんなAを見て首を傾げた
爆豪( 変なやつ。 )
＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
赤面した顔も収まった頃、Aは爆豪に改めてお礼を告げた
A「ほんとうにありがとう。
爆豪くんが来てくれなかったらどうなってたか…」
爆豪「 別にお前を助けたわけじゃねえ、だから…別に礼も要らねえ。
それより、お前、名前なんつーんだよ」
A「え？名前？」
爆豪「お前は俺の名前なんでか知ってんのに、俺は知らねーの気持ちわりーだろーが」
いいから早く教えろ、とポケットに手を突っ込み再度聞いてきた
。
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洸姫(プロフ) - まぐろさん» そう言っていただいてとてもうれしいです！続編も是非よろしくお願い致します＿|＼○＿ (2020年4月3日 21時) (
レス) id: b8ba091317 (このIDを非表示/違反報告)
まぐろ - この作品大大大大好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年4月3日 19時) (レス) id: 5924415bb9 (このIDを非表示/違反報告)
洸姫(プロフ) - そらさん» 楽しんだ頂いて何よりです( ；_； ) ありがとうございます！ <(_ _)> (2020年3月25日 13時) (レス) id: b8ba091317 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - きゃぁー！！キュンキュンが止まりません！！これからも楽しみに待ってます！！ (2020年3月24日 2時) (レス) id: 225a49b51c (このIDを非表示/違反報告)
メンヘラ撃退者 - 爆豪の中の人不倫してんじゃんwww (2020年3月22日 18時) (レス) id: 2fea4d09cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：洸姫 | 作成日時：2020年3月11日 18時
