か れ し さ ま。【鬼滅の刃】

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彼女について聞いてみた。

七番目は不死川実弥さんです。
※格好いい実弥さんはいません。
＊＊＊＊＊


「Aについてぇ？


何でンな事聞きてぇんだよ。……もしかしてテメェ…アイツの事狙ってる訳じゃねぇだろォなァ？あ？違うゥ…？……ま、話す位ならしてやるよォ。ただし、アイツの事悪く言いやがったらぶっ殺すからな。

アイツがまだひよっこ隊士の時のことだ。こんな悪人面の俺に、弱い奴らなんかに興味ねぇ、さっさとくたばって寝んねしてろォつってた俺に、アイツは笑顔で話し掛けてきたんだよ。勿論俺はうざったくて追い返した。けど、アイツは何度も何度も話し掛けてきたんだ。

真っ直ぐで素直な女だな、って思った。きっと俺はそう思った時から既に、アイツに恋してたんだろォなァ。ああ？笑ってんじゃねぇよ舌引っこ抜くぞ。

それから結構経って、アイツが隣にいる事が当たり前になった。アイツが隣にいるだけで、苛々が収まったりしてよォ。当時の俺は心の変化に少しずつ気付いて、この胸の高鳴りの意味も分かって、ちょっとアイツに冷たくしちまった時期もあった。

Aが大怪我を負った時に、俺が命を掛けてでも守りてぇって、此奴が好きだって改めて気付いたんだよ。そんで、Aの怪我が治って少し経った頃、俺はアイツに告白して、驚く事にアイツと付き合えた訳だ。



悪戯されても怒れなくて、怒っている顔すら愛おしいと思っちまうのも、惚れた弱みだろ〜なァ。」



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