【銀魂】男装するのも楽じゃない

#2 名前くらい覚えましょう ページ3

なんとか門をよじ登って学園内に入ることができ、職員室に向かった。





職員室と書かれた扉をコンコン、とノックする。






『失礼します。あの、今日からこの学園に転入してきたAですけど...』





そう言うと、サーモンピンクの髪の先生がこっちに来た。




「おお！お前がか！名前はなんて言うネ！」




『いや今言ったんだけど』




「私はお前の担任の神楽アル！ヨロシクな！」


そう言って神楽先生は私の腕を掴んでブンブンと振った。






......いや担任なら転入生の名前くらい覚えとけよ！！！！



神楽先生は私の腕を離したあとコソッと


｢お前は1年Ｆ組アル。変な奴しかいないけど頑張れよ。ゲーム。」


と言った。





『！！知ってるんですか！？』




「そりゃ担任アルからな。だけど私と校長以外は知らないから気をつけるネ。
何かあったら私に言うヨロシ。」


そう言ってニコッと笑った。




か……神楽先生ぇええええええ！！！好きぃいいい！！！




すると、キーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴った。



「あ、もうHRの時間アルか。紹介するから付いてくるネ！」




『は、はい！』




「あ...それと...」



神楽先生は立ち止まって振り返ると


「Ｆ組のやつは妙に勘が鋭いネ。
言葉遣いや行動に気をつけるアル。」




と言った。




『う、うっす！神楽センコー！』






「その調子アル！」




あ、こんなのでいいのね。





そして私達はＦ組へと向かった。

#3 男らしさって何→←1#何故私がそのゲームの主役なんだ

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