56話※ネタば(略) ページ34
『……ぐっ』
あー、これはヤバイかも。
この大量のアルタナを私一人で封印するなんてキツすぎる。
でも、頑張らなくちゃ
「おや、まだ生きていたのですか」
虚はこちらを向くとニヤリと笑って
「貴方一人でこの地球のアルタナを封印するなんて正気ですか？そんなこと、できるわけがない」
と言った。
すると私に気づいた勲にぃとマヨ方は
「「Aっ！？」」
と叫んだ。
二人とも傷だらけで所々血がたくさん出ている。
……やっぱり、皆には追い付けないなぁ
四年前、武州に置いていかれてからずっと皆に追い付きたくて頑張ってた。
記憶がなくなってもずっと何かに追い付きたいと思って必死に強くなるために努力した。
だけど、
やっぱり追い付けなかった。
だって私には、あんなに真をもった力強い目、できないから。
だから私にしかできないことを、精一杯やることが私のこの四年間の努力の成果だ。
『……できるよ。私一人でも封印できる』
だって、だってね
『私は宇宙最強のお父さんとお母さんがいて、真の道を一番に突き進んでいくお兄ちゃんがいて、
たまにバカだけど最強の頭脳をもったマヨ方がいて』
『真選組最強の私の幼馴染の総悟がいるんだもん。』
そんな人達に支えられてきたから私はできる。
そう心に思った途端、アルタナが私の体にすべて入ってきた。
「なっ！！！」
『……終わりよ、虚。』
私がそう言うと、皆が一斉に虚に斬りかかった。
虚はもう再生することができず、最後に銀髪の侍にトドメを刺された。
やっとこれで終わりかと思った
けれど神様は意地悪で。
空から私の所へ宇宙船が降ってきた。
「「「「A！！！！！」」」」
まだ、アルタナを完全に封印しきれてない。だから動くわけにはいかない。
「逃げるぞ！！！A！」
総悟がそう言って手を伸ばして来たけど私は総悟を突き飛ばした。
『総悟、ごめんね。大好きだよ』
そう言って昔のように無邪気に笑って見せた。
最後に見えたのは驚いた顔をした総悟だった。
大丈夫、私は死なないから。
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赤珠（仮） - らーめんさん» だよねー（白目） (2019年3月30日 16時) (
レス) id: bf995e4343 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - 赤珠（仮）さん» 多分その頃には終わってますね...笑 (2019年3月29日 17時) (レス) id: 228e3e71f2 (このIDを非表示/違反報告)
赤珠（仮） - らーめんさん» おーまいがー……うーん…え、ええと、さらば追い付いたら戻って読むね←いつになるんだよおい (2019年3月29日 14時) (レス) id: bf995e4343 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - 赤珠（仮）さん» でもこっからほとんどネタバレ注意になりますね← (2019年3月29日 14時) (レス) id: 228e3e71f2 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - 赤珠（仮）さん» 一応分かるようにしましたけど...うーん笑って感じですかね (2019年3月29日 14時) (レス) id: 228e3e71f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らーめん | 作成日時：2019年2月28日 17時
