月見草。２ (ページ23)

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MooN４９ページ23

やばっ、ちょっと帰るの遅くなっちゃった

監督さんとの大幅の変更について話してたらもう外は真っ暗。

昼の騒がしさとは裏腹に人がパラパラとしかいない中急いでスタジオを出た。

用事がある。と言えばそうなんだけ…

今日は嵐さんで。

せっかくならリアタイしたい。

ってことでAA全速力で走っております。

赤信号でちょうど止まって一息つく。

今日は何歌うんだっけ。

あ、潤くんのドラマ曲か！

なんてルンルン気分でいたらあるものに目が止まって。

あれ、あのジャケット潤くんも持ってる。

何回か一緒に食事した時に着てたから見間違えではないはずだし、確か今日も着てた。

わりと着てる人多いんだなぁ。

そう思ってたら近くの店から女の人が出てきて。

……あれ

その女の人の見たことある服装に嫌な仮説がたった。

もしかして…

｢やっ、ぱりそうだ…｣

あー、見たくなかった。ものすごく。

潤くんと、美晴さんだ

何で周りの人は気づかないんだろってくらいそこだけキラキラしてる気がする。

早く道を渡って、帰りたい。

どう考えてもデートだもん。

でも気になって気になってチラチラ見ちゃって。

タクシーに乗ろうとした美晴さんがグッと近づいて潤くんにキスしたのが見えた。

ふって笑った潤くんが今度は自分からした。

って、なんで私こんな見ちゃってるんだろ

はははは……

その時潤くんとパッと目が合った気がして。

｢ーっ！｣

逃げるように信号を渡った。

きっと、私の思い違い。

目合ってない、絶対。

｢…やだよぉ、泣いてる姿なんて見られたくない、｣

そんなの見られたら友達でもいれなくなっちゃうじゃん

何泣いてんのよワタシ。

必死に涙を拭って家に向かって。

潤くんにバレたら、好きなのがバレたら

例え今まで通り友達でいよって言われても、私は近くにいれない。

困らせたくないから、バレたらそこで終わりなの。

近くにいるのも、好きでいるのも、全部終わり。

だから

｢バレちゃいけないのに｣

もう、無理だ。

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ハチミツです！

最近更新少なくて申し訳ないです(;_;)

更新が下書きに追いついて作者大ピンチです(;_;)

頑張ります！ので亀更新の作者についてきてくださると嬉しいです！