月見草。２ (ページ12)

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MooN３８ページ12

｢おはようございます。A法律事務所のAなんですけども｣

受付｢話は伺っております。少々お待ちください｣

少し待つとスタッフさんらしき人が来てくれて、撮影するスタジオまで連れてってもらう。

監督さんやスタッフの方に挨拶をして周って、質問を受けたりアドバイスをしたりなど撮影前からバタバタしてた。

実際のセットに感動する間もなく動いてて。

だから全然気づかなかった

潤｢A｣

｢っわ！びっくりした…｣

端で台本を読み直して確認してたらいつの間にか来ていた潤くんに声かけられて。

潤｢なんか弁護士って感じすんね｣

｢弁護士だもん｣

潤｢褒めてたよいろんなスタッフさん。
アドバイスも的確だし気配りが凄いって｣

｢まぁね？｣

全肯定するんだって笑われて。

自分の中で当たり前のことをしただけなのに褒められるのはやっぱ嬉しい。

潤｢じゃあよろしくお願いします｣

｢こちらこそ｣

監督の方に向かってった潤くんの後ろ姿を見ると、いつもと場所や雰囲気が違うってのもあって

なんかすっごいキラキラしてる

これが潤くんの仕事なんだなぁって

ファンだから分かってたつもりでいたけど、もっともっと潤くんの仕事の凄さを見れてる気がする。

そんな潤くんを見て自然ともっと頑張ろうと思えて。

また台本に目を通したり、疑問を聞きに行ったりした。

また潤くんに褒められたいなぁって

単純な理由で頑張れちゃうワタシ。