ようこそ、華麗なるサァカスへ【文豪ストレイドッグス】

演目１　＿ 出会う道化師と虎 ＿ ページ2

敦side




振り向いた先には、


道化師がいた。


こんな川辺に居ないだろって？


否、居るんだってば！！


そして今、僕に話しかけてきてるんだよ現在進行形で！！




？「ビックリさせた、カナ？ごめン、ダネ！」



『え…えっ、え？』




あ、そうだ財布、盗らなきゃ。


いやでも、この人財布とか持ってるの…？




『さ、サーカスから逃げてきたなら、戻ったほうが、いい、です、よ？』




何を云ってるんだ僕は。


目の前の道化師は、無反応。


えっ怖。


夕日に仮面が照らされて怖い。


僕、この人を夜に見てたら恐怖で失神してた。


確信を持って云える。


ふと、道化師の顔が動いて、川のほうを見た。




？「あれ、何、カナ？」




彼が指さす方向には…




『ひ、人の足ぃぃぃ！？』




こ、これは流石にノーカンで…


の、ノーカン…


だぁもう、こうなりゃ自棄だ！！




『えぇい！！』




川に飛び込んだ僕の耳に、




？「ワァ！すッごい決断力、ダネ！」




という声が届いた。




、

演目２　＿ 盛大に鳴る腹の虫 _→←演目０　＿「モロボシ　ミチカ」なる道化師 ＿

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