宣戦布告! ページ42
ゴルゴンさんは、スタスタと歩く
必死について行き、やっと追いつく
ゴルゴン様を見ると牢屋の方をチラッと見ていた
ゴ『チッ』
『ゴ、ゴルゴン様?』
いきなりの舌打ち…何かあったのだろうか?そう思い視線を牢屋の方に向けるも、ぺいんとさんもクロノアさんも至って普通…なのに何故?
そう考えていると
ゴ『5番!!』
ビクッ!
いきなりの大声で肩が跳ねる
ゴルゴンさんを見ると、物凄く苛立ってらっしゃるし、私が牢屋に視線をやっているうちに距離が空き、もうゴルゴンさんはドアの前で待っていた
急いで返事をしてゴルゴンさんの元まで行く
ゴ『早くしろ』
エレベーターに乗ったけど、凄く気まずいし、怖いよ
エレベーターから降りて領主の部屋につくと、ゴルゴンさんは椅子に座り
突っ立っている私を睨みつける
『あ、あのゴルゴn((ゴ『レクリエーションについでだが、8番が6番と9番に俺が持ち掛けた話をしていたか?』
『い、いえ。8番はそのような話は全く』
ゴ『…6番と9番は今日したレクリエーションを全て知っているように見えた、そして俺が8番に持ち掛けた内容もな?』
ゴ『それは、俺の勘違いか?』
『…そうとしか言いようがない…です』
ゴ『ほう?』
『断言できます、私は8番からその内容などは聞いておりません』
まぁ、通話切ってたからね
ゴ『…』
じっとゴルゴンさんと見てくる
ゴ『そうか、どうやら嘘でもないらしいな』
ゴ『宣戦布告か…』
ゴ『…』
考える素振りをするゴルゴンさん
『…』
ゴ『まぁいい、A』
『はい?』
ゴ『来い』
そう言われてゴルゴンさんの隣に行くとグイっと手を引っ張られる
すぽっとゴルゴンさんの胸に飛び込む
あ、あれ?何これ、まって何してんの?今
『ゴルゴン様?』
そう言ってみるが返事は返ってこない
もう一度声をかけようと口を開けて声を発そうとすると、ゴルゴンさんの顔が目の前にあるし、脚と胴にゴルゴン様の腕がある状態
いわゆるお姫様抱っこというやつをされているのだ
『お、下ろしてください、ゴルゴン様』
ゴ『…』
目の前にはベッド、え?
ポイっと乱雑に投げ捨てられる
起きあがろうとする前にゴルゴンがさせないと言うように私の上に乗る
ゴ『なぁA?』
そう言って頬をするっと撫でられる
ゴ『お前の強い弱みを握れて良かったよ』
『何の事ですか?』
ゴ『もっと前からリアムの名前を出せば良かったな』
『!!』
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猿集合 - あおさん» コメントありがとうございます!!面白いと思ってもらえて本当によかったです!読み直しはすっごく嬉しいものですね。 これからバリバリ頑張ろうと思います!!! (2022年6月15日 20時) (レス) id: f5527a80f8 (このIDを非表示/違反報告)
あお - めちゃ面白いです、!!ついつい何回も読み直してしまいます…!応援してます!! (2022年6月8日 21時) (レス) @page45 id: b390c4cbd3 (このIDを非表示/違反報告)
猿集合 - はるさん» 好き…嬉しすぎる。更新遅くなったりするかもですけど頑張ります。コメントありがとうございます!!! (2022年3月26日 12時) (レス) id: f5527a80f8 (このIDを非表示/違反報告)
はる - え、めっちゃ好き。笑応援してます( *´艸`) (2022年3月25日 18時) (レス) @page34 id: ce9d317374 (このIDを非表示/違反報告)
猿集合 - 月兎さん» 結構言ってますよねスティーブ看守。私、文で表すまでこんなに『まぁ』って言ってるの気づかなかったですww応援とコメントありがとうございます!(о´∀`о)頑張ります!! (2022年2月13日 13時) (レス) id: f5527a80f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猿集合 | 作成日時:2021年12月22日 19時