ド素人芸人日記。-1冊目- (ページ41)

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下心ページ41

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少しすると､山﨑さんに電話が掛かってきた。

山﨑｢あっ､ちょっと出てくるわ。もしもしー…。｣

隣にいる佳奈は向かいのダイタク､拓さんと喋っていて

なんとなく疎外感。

屋敷｢長崎さん､つまんないかな？｣

スマホをいじっていると､山﨑さんの隣にいたニューヨークの屋敷さんに

声をかけてもらった。

美琴｢いえいえ！全然そんなことないですよ！｣

屋敷｢そうなんすか？ならええけど。｣

美琴｢まだなんか､東京って慣れなくて…。｣

屋敷｢あぁ､分かるわそれ。ちょっと馴染みづらいっすよねぇ。｣

美琴｢こっち来るとほぼ道に迷っちゃうし､難しいですね。｣

屋敷｢長崎さん､生まれも育ちも関西っすよね？｣

美琴｢いえ､高校から関西です。それまで東京で。｣

屋敷｢だから標準語なんすね！｣

美琴｢相方曰く､気分が上がると関西弁になるらしいですが…。｣

屋敷｢なんすかそれ！おもろいすね！｣

話しやすい屋敷さんのおかげで､なんとか馴染めた。

嶋佐｢長崎さん､気ぃつけてくださいよ。コイツ長崎さんのこと狙ってますから。｣

相方の嶋佐さんがニヤニヤしながら屋敷さんの後ろから顔を出した。

屋敷｢余計なこと言わんでええねん！｣

美琴｢そうなんですか？(笑)｣

屋敷｢や､えーと…。｣

屋敷さんは恥ずかしそうに視線を逸らした。