親子揃って降谷零を好きな件について。《 Second 》

Episode 59 ページ10

降谷 零side


なんで？と聞くとわからないと答えられ、距離が近いと指摘すれば、距離？？と素っ頓狂な声で言われ俺は思わず「は？」と変な顔をしてしまった


すると彼女は何故か、にへら〜//と頬をピンクに染めてゆるーく微笑んだ

俺はそんな顔を見て思わずガッ！と力入らず優しく両頬を挟み込むように掴み上げた

(なんだ、その可愛い顔…)
降「何笑っているんだ？ん？」
『ひゅｯ…ひゅみまひぇん…
ひゃっひょよふへ…(かっこよくて)』

そんな彼女の一言で俺はイライラしていた感情がスス…と消えていったのがわかった

頬を掴んだまま彼女が顔を紅くして『えへへ//』なんて笑う

降「くっ！///」

自分の顔が紅くなったのが瞬時に分かった
自分の顔を手のひらで覆い、バレないように指の隙間からちらりと彼女を見てため息をつく


(………くっそｯ………// 可愛い…ｯ…)

今までイライラしていた自分はどこかへ行ってしまい、スッキリした気持ちになり、もういいかと言う感情になる


「俺が悪かった」と彼女に呟き頭をﾎﾟﾝｯと撫でる

車に乗り込み、エンジンをかけ前髪をかきあげる

(はは…見事に彼女に射抜かれたようだな…
いや、初めて会った時から惹かれるものがあった…

もしかしたら、俺も無意識に一目惚れでもしていたのかもしれないな…)



バックミラーで彼女を見やると、寝ている自分の息子の頬をゆっくりと優しく撫で、幸せそうにしている姿


俺そんな彼女の姿に思わず見入ってしまった



✂︎ーー−−−−−−−−−−−−−−−−−−


零くんでも一目惚れするんですね！
まだ会って間もない間柄ですが、Aちゃんの１つ１つの仕草や姿に徐々に惹かれていったんでしょうね！

Aちゃんはまだ、1ファンとして零くんのことを慕っているので、恋愛かどうかはもう少し先のお話です！

公安のゼロで働いている零くんにはどうしようもできない感情ですね。

自分のその気持ちに零くんはどう決断するんでしょうか？

そんな気持ちとは裏腹に、Aちゃんが可愛くて仕方ない零くんです！


今回も短くてすみません！
次回はAちゃん視点です！



　

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