親子揃って降谷零を好きな件について。《 Second 》

Episode 91 ページ42

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『正直いうと、毎日、零くんに会うたびにドキドキしっぱなしだったし…//

気づかなかっただけで、多分…結構前から…好き…だった…のかなぁ〜……って…思って…るん…だけど……』ﾎﾞｿﾎﾞｿ…


目の前にいる彼女は、ボソボソと顔を赤くしながらつぶやいている

零「聞こえないよ、A。
もっと大きい声で言ってほしい。」

『〜〜〜ｯ/////！！
もう！！気づかなかっただけで、ずっと零くんの事が好きだったって言ったのーーｯ！！///

零くんのいじわる！！』

零「ぐっ！」

俺は、自分の胸元の服をグッと握りしめた

(なんなんだ…ｯ！この可愛さは！！
心がぎゅっとする…ｯ

これがJKがよく言う" キュン死に "というやつなのか！)

そんなことを考えている間にも、目の前の小悪魔は『零くん？』なんて頬を少し染めながら小首を傾げる




小首を傾げられ、上から見上げられ、俺の膝の上に跨り座る

そして、今、俺の恋人になった彼女

スッ……
(これ、食って良いんだよな…)


俺は目の前にいる彼女の頭の後ろと腰に腕を回し、一気にｸﾞﾙﾝｯ!と回転させ、ソファーに押し倒した

『へｯ…！！えぇ！？///
ああああああ…ｯ！！！あの！？』

零「なぁ、A キスしていいか…？」

『へ…ぇ！？！？///
いや！まｯ！！！

ずっとファンだった私には、いきなりキスなんて、ハードルが！！！////

死んじゃうぅぅ！！』

零「死なないから安心しろ…
もし、そのまま、眠りに落ちたら、その時はまた俺がキスして目覚めさせてやるよ…。」


叫ぶ隙も与えてくれず、綺麗な顔がどんどん近づいてくる
ぶあぶあと身体中に熱が溜まっていき顔が世紀最大に真っ赤なのがわかる

目の前にきているうっすら薄目を開けたセクシーな零くんの目と目が合ってしまい、私は観念してぎゅっ！と目を強く瞑った

もうあと1cm…

その瞬間、ﾋﾟﾘﾘﾘﾘｯ!と携帯の着信音が鳴り響いた


目の前の気配がピタッと止まり、私もゆっくりと目を開ける

ｸﾞｯ…と手を握りしめ、側にあった携帯の表記を見て「チッ…」と舌打ちをしている零くん

(零くんが怒ってる〜ｯ！！
かあっこいい〜！//)

ｽﾞﾓﾓﾓﾓｯ………と背後に黒い物が見える
着信に出ると「なんだ…」とお怒りモードの素敵なお声

零「あぁ、わかった…はぁ。すぐ行く」

ﾀﾌﾟｯ…


携帯の画面をタップし、通話ボタンを押す

前髪をぐしゃりと握り「あ"ぁ"〜ｯ！くそ！」なんていやーな顔している彼の姿

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