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 貳拾柒 . ページ28

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「俺は今日からAと呼ぶことにしよう!!!!
Aはもちろん俺のことは名前で呼んでくれるよな?」

なんてとっても期待した瞳でこちらを見られれば煉獄家大好きな私にとっては断れるはずもなく…

『…は…はい///』

と思わず頷いてしまった
といっても、こうなったのは完全に私のいいとこ取りしない。うん、幸せで耳と口が破裂しそう、こうバーンッって

だって、名前呼びよ?
え、夫婦じゃんもう(違います)

それからすぐに、千寿郎くんが「夕餉できました。」なんてにっこり笑顔で可愛らい奥さんが如く声をかけてくれたからとりあえず速攻で「千寿郎くん、可愛いね。好き」って声が出てしまい杏寿郎さんがとりあえず大変だった

夕餉が並んでいる部屋に移動すればそこには3人分の夕食が並べてある
まぁ、1人足りないのだが……

『……槇寿朗さんはお部屋で食べているのですか?』
「そうだな、基本父上は部屋から出ないから室内で食事を済ませている。」
『そうですか……では、私の出番ということで…お父様のお部屋へのご案内よろしいですか?』

「ど、どうゆうことだ?」

杏寿郎さんが少し焦った様に聞き返してきたので私はにっこりと微笑んだ

『私、槇寿朗さんともお食事を御一緒したいです。』

そういうと、杏寿郎さんと千寿郎くんの目が開かれるのがわかった
私自身もこうやって声をかけるのが得策なのかと問われれば、今の槇寿朗さんにとったらもしかしたら逆効果なのかもしれない…

てゆうか、絶対逆効果…
いや、だって留火さん失って毎日酒浸りでイライラしまくって終いには自分の息子たちに八つ当たりして酒瓶投げてくる人でしょ?

おそらく、酒瓶が食器が私の方へ飛んでくる気がする
うん、絶対。

でも。
だけど……愛してる人を…唯一の人を亡くしてしまう辛さは、分かるからこそ…支えてあげたいし、心をどうにかしてあげたい。

私も、辛かった思い出しかないし。


無意識のうちにギュッと手のひらを握り力が入ってしまう。

『いいですか?』

そういい、私は杏寿郎さんを見つめる
しかし、杏寿郎さんは苦しい表情をしながら「だが……ッAと父上を会わせて…何かあったら……ッ」と口籠る


(尊敬してても、やっぱり思うことはあるのね……)

苦しそうな顔の杏寿郎さんを見て私は眉を下げて微笑んだ

『大丈夫。槇寿朗さんの活気ある姿私も見たいです。
それに、私も元炎柱様と私の師範である杏寿郎さん2人に稽古をつけてもらわきゃ強くなれないですから!!』

 貳拾捌 .→← 貳拾淕 .



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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , トリップ   
作品ジャンル:恋愛
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RINA(プロフ) - リアさん» ご指摘ありがとうございます!直しておきます! (2023年2月7日 8時) (レス) id: 86f8cfb1ca (このIDを非表示/違反報告)
リア - すいません。母親になってます。母上ですよ。 (2023年2月6日 17時) (レス) id: 0e093b1cf6 (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - 桜さん» 長い間、更新をせず本当に申し訳ありませんでした(泣)また少しずつ更新していこうと思います!読んでいただきありがとうございます! (2023年2月6日 17時) (レス) id: 86f8cfb1ca (このIDを非表示/違反報告)
- 続き読みたいです。ずっと待ってました (2023年2月6日 12時) (レス) id: b03321ee13 (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - リアさん» すいません!非公開にし忘れていました泣!!書き込んだ後また更新させていただきます! (2022年4月7日 7時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RINA | 作成日時:2022年1月24日 8時

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