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 拾 . ページ11

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御「ありがとう、実弥。
今日、皆に集まってもらったのはそこにいるAの件について。
なにやら珍妙な術を使って下弦の鬼を倒してしまったと聞いているのだけど…本当かな?」

御館様こと産屋敷 耀哉(うぶやしき かがや)
自分も頭を下げ、『はい、間違いありません。』と答える
今まで、頭領の元で過ごしてきた分、上下関係は自分の中ではしっかりしているつもり

礼儀・作法・琴・三味線・嗜み諸々全て頭領に叩き込まれた

一度、裏会の本部へも頭領と同行し行ったことがあるがあんなところ化け物の巣窟なような物、上下関係で命取りになり、下手なことをすると殺されるようなこともある

そんなところに比べたら、上下関係があったとしても……
(あなたは優しすぎるんですよ…産屋敷 耀哉さん…)

頭を下げながら答える

御「もし、Aが良ければその術を見せてはいただけないかな?」

『え、はい。ご無礼でなければ…喜んで…
あの…失礼を重々承知なのですが、こちらを外していただけると幸いです。』

両腕をパタパタと動かし、困ったように笑う

御「あぁ、すまなかったね。炭治郎外しておあげ…」
炭「はいっ」

御館様は、私の隣にいる炭治郎へ縄を解くようにとお願いする
炭治郎は日輪刀をスッと抜くと私の縄をブチッと斬り解いた

解いてくれた炭治郎に『ありがとう』と微笑み小声で伝えるとちょっぴり顔が赤くなった

特に御館様の目の前に行く必要もないので私は膝をついたまま右腕の指2本をスッ…と目の前に突き出した

『包囲…定礎…』

そう口にすると御館様と柱達の真ん中の空中に紅い光る囲いが形成される

『結。』

ジャキーーンッ!!!と音を立てながら綺麗な正方形の結界が皆さんの前に形成される

柱達の目がまんまるになり凝視しているのがわかった

御「ほぉ…見事です。綺麗な物なんですね、結界というものは…」

『ありがとうございます。
私のようなことを結界師と言います。この結界術を支えるのはこの右掌の腹に描かれている印がある者、血縁者のみ使うことができます。』

そのまま、炭治郎に話していた内容を御館様と柱の方達へと向けて説明した

御館様は、変わらず話を聞いていたが柱達の中にはなかなか信じられない人たちもいるようで、数名顔を顰めていた

(それはそうよ、こんな未来から来たなんて話……)

信じて欲しいけど、信じられない本人達の気持ちもとてもわかる
だって、多重トリップなんてしている私自身が信じられていないんだもの

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , トリップ   
作品ジャンル:恋愛
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RINA(プロフ) - リアさん» ご指摘ありがとうございます!直しておきます! (2023年2月7日 8時) (レス) id: 86f8cfb1ca (このIDを非表示/違反報告)
リア - すいません。母親になってます。母上ですよ。 (2023年2月6日 17時) (レス) id: 0e093b1cf6 (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - 桜さん» 長い間、更新をせず本当に申し訳ありませんでした(泣)また少しずつ更新していこうと思います!読んでいただきありがとうございます! (2023年2月6日 17時) (レス) id: 86f8cfb1ca (このIDを非表示/違反報告)
- 続き読みたいです。ずっと待ってました (2023年2月6日 12時) (レス) id: b03321ee13 (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - リアさん» すいません!非公開にし忘れていました泣!!書き込んだ後また更新させていただきます! (2022年4月7日 7時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RINA | 作成日時:2022年1月24日 8時

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