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Episode91 ページ1

グリム「_________……あ、A起きたんだゾ。」









視界いっぱいに映るグリムさん。私は重たい瞼を再び閉じ、眉間にシワを寄せた。





私、いつの間に自分の部屋に…昨日彼に、紅茶とチョコレートを渡して…









「…すみません…もう少しだけ…」



グリム「ふなっ、もう朝食の時間始まってるんだゾ!おーきーろー!」









久々にこんなに眠れた気がする…嗚呼、眠い。

それでも着替えなければいけない。重い体を起き上がらせ、洗面所へと向かった。








***


グリム「そういやオマエ、昨日の夜どこか出かけてたのか?」









外でそう尋ねられ、昨夜の事を思い出す。そしてグリムさんにツノの生えた彼の事を話した。





グリム「ほぇー頭に角が生えた変なヤツかあ。名前は?」

「彼は好きな名前で呼べと…」


グリム「うーん、じゃあ…『ツノ太郎』なんてどうだ?」







「ツノたっ…」









反射的に口を塞ぐ。危ない最後まで言ってしまうところだった。…いや何が危ないと言ったら分からないのだが、正直今までにない経験だ。

人の事をあだ名で呼ぶなんて高校生以来か、或いはもっと前だ。









「…流石にそれは…」


ケイト「おはおはーメイドさん。」









私達の後ろからケイトさんとリドルさんが現れる。リドルさんが私の顔を覗きこみ、形のいい眉を少し上にあげた。



リドル「背中の傷は大丈夫かい?」

「ええ。貴方のお陰でもうすっかり。魔法とは凄いですね。」









お礼を述べると彼は小さく笑う。しかしすぐに真剣な顔になって、


「昨晩またひとり怪我人が出たらしい」



と告げた。……また、ですか。嫌な臭いがする。
ケイトさんがスマホを取りだし、その人物の名前を読みあげた。









ケイト「ジャミル・バイパーくん。二年生。調理室で事故に遭ったらしい。」


「調理室…?……今なら朝食の時間ですし、大食堂にいるかもしれないですね。」









スカラビア寮である彼を探しに私達は足を運ばせた。

Episode92→


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快晴(プロフ) - もう、やられてないんですか? (8月24日 5時) (レス) id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
akithin.(プロフ) - 更新楽しみにまってます!😊 (6月8日 15時) (レス) id: 99ff633255 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ師匠。(プロフ) - ここの夢主ちゃんの性格が大好きです。更新応援しています!! (2023年4月9日 20時) (レス) @page41 id: 269bc0d773 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - いきなりすみません🙇出来たら全員のキャラに愛されたいです!(恋愛的に)あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです!無理せずに頑張ってくださいね! (2023年1月16日 16時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
雪女 - 更新楽しみにしてます🙂ポムフィオーレ寮とディアソムニア寮絡み楽しみにしてます (2022年12月19日 0時) (レス) id: 883542d863 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:グロリアス | 作成日時:2020年7月5日 22時

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