【鬼滅の刃】新人看守は美人で鬼殺隊からも愛されてます。其ノ弐

第七十二話 ページ27

煉「_________……もうそんなに叫ぶんじゃない。腹の傷が開く。」









「君も軽傷じゃないんだ」そう言って煉獄さんは私の頭をふわりと撫でる。


私は地面に寝転がったまま、上半身を煉獄さんに支えられていた。









炭「Aさん…！！」


煉「愚かな事だ、何故俺何かを庇う。」




「……さぁ…咄嗟の行動ですよ…炭治郎さん。」


炭「はっ、はい！」









「私の荷物の中に、包帯と…胡蝶さんから貰った薬があります…それを…煉獄さん、に…」









徐々に言葉が消えかかってくる様子に、炭治郎さんが慌てたようにもう一度名前を呼ぶ。




完全に目を閉じてしまった私の耳には、煉獄さんが何か指示をしている声と









遠くから、鴉の声が聞こえてきた。

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