検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:660,445 hit

第七十一話 ページ26

炭「(_________……止まった?土煙で見えない…煉獄さん、Aさん!!見えっ…)」









「……ゴフッ、」









酷い痛み。カチカチと小刻みに刀が揺れる。







視線を下に向けると、鬼の腕が私のお腹に深く刺さっていた。



刀で多少は防ぐ事ができ、貫通はしていない。だがそういう問題でもないだろう。









炭「(ああ…ああ!!)」




煉「A…!!」




猗「死ぬ…!!死んでしまうぞお前も杏寿郎も!!鬼になれ!!鬼になると言え!!


お前は選ばれし強き者なのだ!!」









『_________……杏寿郎。


なぜ自分が人よりも強く生まれたのかわかりますか。』









ドッ!!と鈍い音が響く。


煉獄さんが力の抜けた私の肩を抱き、鬼の首に刀をめり込ませていたのだ。









猗「かっ…!!」


煉「オオオオオオオ!!」


猗「(この男、まだ刀を振るのか!!)」




炭「伊之助動けーっ!!煉獄さんとAさんのために動けーっ!!」









その言葉に、伊之助さんが動く。しかし刀を振る前、鬼は両手を引き千切り、上へと飛んだ。


そろそろ日が昇る。焦っているのだろう、一目散に林の中へと駆けて行く。









猗「(梃子ずった!!早く太陽から距離を…!!)」









その瞬間、黒い刀が鬼の鳩尾に突き刺さった。それは炭治郎さんの物。


彼は息を吸い込み大声で「逃げるな卑怯者!!」と叫んだ。









炭「いつだって鬼殺隊はお前らに有利な夜の闇の中で戦ってるんだ!!お前なんかより煉獄さんの方が凄いんだ!!Aさんだってずっと強い!!




二人は負けてない!!誰も死なせなかった!!二人の勝ちだ!!」









大声で泣き叫ぶ炭治郎さん。だがその怒りの矛先を向けるべき相手の姿はもう見えない。









「(……終わったんでしょうか…)」









ぼやける視界で、朝日を見つめた。

第七十二話→←第七十話


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (588 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2065人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , トリップ , 逆ハー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

こはね - 今日から俺はのも見てみたい、です! (2021年10月11日 9時) (レス) @page30 id: b4a9ddf842 (このIDを非表示/違反報告)
つるぎ - 更新ありがとうございます!何度読んでも面白い作品ですね!! (2019年11月17日 10時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - つるぎさん» コメントありがとうございます!そういって貰えると嬉しいです!更新頑張ります! (2019年10月20日 20時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 鬼舞辻無惨さん» コメントありがとうございます!ってまさか無惨様…!?あ、ありがとうございます…! (2019年10月20日 20時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
つるぎ - 最初から読ませてもらいました。とても面白かったです!!ナンバカのほうも宜しくお願いします!!楽しみにしてますね! (2019年10月20日 20時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:グロリアス | 作成日時:2019年9月4日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。