義兄から託された想い (ページ9)

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第7話憎まずにはいられないページ9

センゴクさんは私にロシーを殺した人を教えてはくれない

それでも、やった相手を憎まずにはいられなかった

だから私はコツコツと情報を集めその中で一人の人物に辿り着いた

〝ドンキホーテ・ドフラミンゴ〟

義兄の本当の兄であり、ドンキホーテファミリーのボス

『まさか、本当の兄に殺されてたなんて…』

思いもよらなかった

ロシーはどんな想いでその場にいたのだろう

彼は優し過ぎる性格だった

それこそ過保護という言葉が合うほどに

それから月日は経ち、ドフラミンゴが王下七武海に加入した

その時の私は海軍でもまだ低い地位にあり本人と会う機会はなかった

しかし、内心は(こんなクソな人物がなんで王下七武海なんだ!!)と腸が煮えくり返りそうな程、怒りを内に秘めていた

センゴクさんも多分同じ気持ちだったはず…

それでも、我慢してたのは自分と力の差があからさまに分かっていたから

(今やっても、きっと私がやられる…)

そう思い、いつかロシーの仇を討つ為にと日々鍛錬した

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あれから鍛錬を休んだ日などなかった

センゴクさんからは「Aは女性なのだから、程々にしなさい」と言われた事もあった

でも、休んでる暇があるのなら1日でも早く強くなってあいつをやるのだと逆に燃えた

そして、海軍の地位が中将になった時

王下七武海の招集で初めてドフラミンゴと出会った瞬間に

『私、貴方の事大嫌いなので目を潰してもいいですか？』

と挑発で言いタイミング悪く部屋に入ってきたおつるさんからお説教をくらった