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ページ20

『ん…』

誰かが俺の頭を撫でる。

知ってる手の温度。

知ってる手の感覚。

まさか、と思っていつの間にか寝ていたらしい頭を上げると、侑斗がこちらに手を伸ばし優しく微笑んでいた。

『……夢?』

「夢じゃねーよ、馬鹿」

いつもよりずっと弱々しいけど、いつもと変わらない俺の大好きなその表情(カオ)
堪らなくなって、怪我に触らない程度に侑斗に抱きつく。

『おかえり、おかえり侑斗!』






「_ただいま、A」









'









'









「次アレ乗ろう!アレ!」

『ちょ、傷が開くって!』

「大丈夫大丈夫!」

「もー…」なんて言いながら綺麗にイルミネーションで飾られた遊園地を二人で走り回る。

ジェットコースターに乗って、お化け屋敷で叫んで、観覧車で…これは秘密。



俺の隣には君が最高の笑顔で居てくれる。

居なくならないよ。

そう誓ってくれたから、俺も笑って歩いて行く。

ずっと、ずっと、このまんま隣で。

笑い合って歩いて行こう。







'





『ずっと、』


「ずっと、」


『隣に居てね』
「隣に居させろよ」

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作者名:男主クリスマス合作企画 x他2人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年11月11日 17時

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