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こんこん、と執務室がノックされる。

俺は資料から顔をあげずに、『……入れ』と言った。


扉が開く、この数秒。


腰のレボルバーを勢いよく引き抜き、一発扉の方へ発砲。

転がるようにそれをかわした人影に向けて二発打ち込む。

それも上手くかわされる。


『……チッ』


弾を三弾詰め直し、机の上に立つ。

こちらへ走ってくるのを狙ってもう一度発砲。

狙いは外れ、弾はびすんと音を立てながら絨毯を「また」ダメにする。

人影が地面を蹴る。

二弾目を顔に向けて撃ったものの、それも首を傾けることによってかわされて向かいの壁に穴を開けた。

だが、まだ勝機はある。


男が机の下に来た瞬間――今ここ!


にや、と笑って引き金を引こうとしたとき。


がんっ、と男。


『……え?』


何があった?

そう思って手元に視線をやっても、俺の手にレボルバーは既にない。

目の前の男がこちらに右脚を伸ばしている。

……まさか、アレを蹴りやがったこいつ?


黒光りするそれは、くるくると宙を舞い、男の手に吸い寄せられるように。

その手に銃がのると、男は弾を天井に向けて発砲して。

そして俺の喉元に何かを突きつけた。



「……随分とまぁ、可愛いアプローチだなぁ?

ボス?」

『これの何処をどう解釈したら可愛いって思えんだよ糞が。

さっさと俺の前で屍にでもなりやがれ。

三十秒ぐらいはお前の死を嘆き悲しんでやるよ』

「三十秒なんて言わず、ずっと俺のことを思ってくれてていいんだぜ?」

『ほざけ』


俺は突きつけられた「薔薇の花束」を『邪魔』と振り払うけれど、男は俺にそれを無理やりに抱かせた。


「ああ、やっぱりボスには赤が似合うな。

綺麗な顔がよく映える」

『てめぇは何が言いたいんだよ。

頼むから死んでくれ』

「それは無理なお願いだなぁ、……A」


男――レイ・クルーザーは輝くような笑顔を俺に向けた。


「お前をおとすまで、このゲームに付き合うと言っただろ?」


俺はまた「チッ」と――今度は小さく――舌打ちして。


『あー、そう。

じゃあ早く諦めてくれよ。

俺にその気はゼロだから。



……参謀くん?』

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空弥(プロフ) - ゆうりん@アニメ厨ゆさん» コメントありがとうございます!書いてて楽しいは楽しいんですが、男前受けは口調が迷子になるんであの酔狂設定になりましたwwわわわ、嬉しいです……更新頑張ります〜 (11月10日 22時) (レス) id: 87c9fca00c (このIDを非表示/違反報告)
ゆうりん@アニメ厨ゆ - し、新作……!男らしい受けも好きです(///∇///)寧ろこっちの方が((更新頑張ってください!楽しみにしてます! (11月9日 16時) (レス) id: 0a176a81d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空弥 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年11月4日 23時

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