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──放課後・大食堂
放課後になって雑巾片手に大食堂に足を運ぶ。
ラー君からは「行かなくていい」って言われたけど、ユウ君が不憫だしやると言ったからにはやらないとね。
大食堂に着くと、あのモンスター君のものらしい声が聞こえてもう揃ってるんだと感心した。
『ごめんね、待たせちゃったかなぁ…？』
ユウ「えっ、あ、お疲れ様ですっ！！俺達も今来たばかりなので大丈夫です！」
『そう畏まらないで。そういえば自己紹介まだだったね。
ボクはA・アティロン。サバナクロー寮の２年だよ。』
ユウ「俺はユウです！此方はグリムで……」
グリム「偉大な大魔法士になる男だ！！」
ユウ「おいまだ言ってるのか！？」
モンスター君ことグリム君はテーブルの上で小さい体でふんぞり返る。
うんうん、夢を持つことは悪いことじゃない。
そういえば…とユウ君を見て、ラー君とクラスメートの言っていたことを思い出した。
『あのさ、ユウ君てもしかして……魔法の使えない新入生？』
ユウ「っ！……そ、そうです……、」
『あ、ごめんね、気にしてた？』
ユウ「いや…大丈夫ですけど……周りからそうからかわれてて……」
『……なんかごめんね。確認で聞いただけだから。』
ユウ「いえ…、」
他の生徒達からからかわれてショックなんだろう。まぁ、魔法の使えない子が新入生として間違えてこの学校に入学したとなれば生徒達の話のネタにされるのは仕方ないか…。
頼れる人もいないのは…辛いよね……
『ユウ君、グリム君、ボクねサバナクローの所属だから何か困ったことがあったら遠慮なく寮においで。お茶くらいは出せるし、周りから何か言われてもボクが黙らせてあげる。』
ユウ「えっ？！いやいやいや悪いですよ！！先輩まで変な噂が立つし……」
『変な噂？…別に好きに言わせてやればいいじゃん。それに…君も雑用とはいえこの学校に通う後輩なんだから先輩がちゃんと世話をするのは当たり前でしょ。』
ユウ「………っ…ありがとうございます、」
グリム「………オマエ、泣いてるのか？」
ユウ「っ！！な、泣いてないっ！！」
制服の袖で眼をゴシゴシと擦るユウ君。
うん…不安だよね。急にわけもわからず連れてこられて、家にも帰れず、魔法が使えないからっていろいろ言われながら過ごす。
そんなの、普通だったら堪えられないよ。
ユウ君はきっと、真っ直ぐないい子だから誰かの心無い一言で酷く傷付いてしまうかもしれない。
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ヒナミ - この作品の続きを見たかったのに、パスワードがあって見れなくて泣きました😢 (4月24日 14時) (
レス) @page50 id: ab2a65a3b2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーまん - 公開ありがとうございます！待ってました！！🫶🫶 (11月13日 16時) (レス) id: 0fb8342324 (このIDを非表示/違反報告)
柊?(プロフ) - 公開ありがとうございます…！！ (10月15日 16時) (レス) id: dc2716d56c (このIDを非表示/違反報告)
藍 (あお)(プロフ) - すみません🙇♀️本作品のパスワードってなんでしょうか？教えていただけたら幸いです☺️ (6月18日 23時) (レス) id: feb7c5e100 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - いきなりすみません🙇出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月7日 12時) (レス) @page9 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2020年5月28日 15時
