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39. ページ40

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こんなの見たことない…!

顔の部分は瓶のようになっていて、ひび割れた所から黒い液体が漏れている。
ソレから逃げ惑う人々の姿も描かれていて、恐怖と好奇心がぶつかり合いながらもその挿し絵をずっと眺めていた。


(黒い魔法石……得たいの知れないモンスター……逃げ惑う人々……)


『………まさかこれはっ…──』









ケイト「Aちゃんっっ!!!」

『ぎにゃあっ!!??』


突然真後ろから大きな声で名前を呼ばれ、吃驚して飛び退いた。
フーッ!と毛を逆立てて相手を威嚇したら、声の正体はケイト先輩だとわかって少しずつ落ち着きを取り戻した。

息を乱して何やら慌てた様子のケイト先輩にボクは首を傾げた。


『ケイト先輩?どうしたんですか?』


ここまで焦る先輩は今まで見たことがない。
一体何があったんだろう?

あ、あと今気付いた。このケイト先輩は本物じゃなくて、ユニーク魔法の先輩だ。匂いがない。
じゃあ本物は何処に行ったんだろ?


ケイト「Aちゃん!今すぐハーツラビュル寮に来てっ!!」

『えっ、また急に……、だいたいボクは今立ち入り禁止になってると思うし……』

ケイト「それどころじゃないんだ!!リドル君が危ない!!」

『!!』

ケイト「ワケは走りながら話すから早く来てっ!!」


ケイト先輩に腕を引かれながら鏡舎まで走って、ハーツラビュル寮まで続く鏡舎に念じる。
気付けばオシャレな鏡舎に移動していて、先を走るケイト先輩の後を追う。
薔薇の迷路に近付くにつれて不穏な空気が濃くなっていくのがわかる。

そして、迷路の中央に辿り着いて目の前に広がる光景に絶句した。


『──な、…何がおきて……』


薔薇の木が植えてあった所は根っ子ごと引き抜かれたのか穴ボコだらけで、薔薇の木も宙を舞う。

なんて大掛かりな魔法……!
こんなの扱えるのなんて、相当な魔力を持った人しか出来ない。


『──リー君っ!?』

リドル「!?…………Aかい?」

デュース「A先輩!?なんで…!」

ケイト「俺が呼んだの!これしか手がないと思って…」


いつの間にか偽物のケイト先輩はいなくなっていて、本物のケイト先輩の隣に立ってリー君を見つめた。






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ヒナミ - この作品の続きを見たかったのに、パスワードがあって見れなくて泣きました😢 (4月24日 14時) (レス) @page50 id: ab2a65a3b2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーまん - 公開ありがとうございます!待ってました!!🫶🫶 (11月13日 16時) (レス) id: 0fb8342324 (このIDを非表示/違反報告)
柊?(プロフ) - 公開ありがとうございます…!! (10月15日 16時) (レス) id: dc2716d56c (このIDを非表示/違反報告)
藍 (あお)(プロフ) - すみません🙇‍♀️本作品のパスワードってなんでしょうか?教えていただけたら幸いです☺️ (6月18日 23時) (レス) id: feb7c5e100 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - いきなりすみません🙇出来たら全員のキャラに愛されたいです!(恋愛的に)あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです!無理せずに頑張ってくださいね! (2023年1月7日 12時) (レス) @page9 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミヤビ | 作成日時:2020年5月28日 15時

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