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AFO「A、今から僕の言うことをよく聞くんだよ？」
『はいっ！』
AFO「僕の背後にある大きな瓦礫があるだろう。あそこに隠れてるんだ。
何があっても出てきてはいけない。」
『でもそれじゃあ先生が…！』
AFO「君にはこの闘いを見届けてほしい。
………大丈夫、僕を信じなさい。」
『………はい。』
僕が頷いたのを確認した先生は「良い子だね。」と、頭を撫でてくれた。
マイト「オール・フォー・ワン！！鬼龍少年を離せっ！！」
AFO「A！行きなさいっ！！」
『は、はいっ！』
グラン「逃がさんぞっ！！」
AFO「【転送】+【衝撃反転】！！」
オールマイトが拳を握り、こちらに突っ込んできた。
だけど先生は僕を追ってくるグラントリノを【転送】でオールマイトの拳の盾に使い、更にその威力を利用して彼の腕を潰した。
先生に背中を押され振り向かず、言われた通り大きな瓦礫までひたすら走る。
先生から何百mも離れたビルの瓦礫に人1人が入れるスペースがあり、そこに隠れて先生とオールマイトの闘いを見つめる。
オールマイトの一撃を、先生は"個性"の組み合わせで打ち消す。
その度に物凄い爆風がこっちにまで襲ってくる。
このビルは上手いこと支えあっているから、そう簡単には崩れないだろう。
先生はそれを知ってて、僕にこの瓦礫に身を隠すように言ったんだ。
先生はどうして、僕にこの闘いを見届けてほしいと言ったんだろう？
今日この時、オールマイトと先生の決着がつく。
お互いにハンデを持っている者同士……どう決着がつくのかは誰にもわからない。
もし先生が勝てば、敵連合の脅威がなくなり僕等の独壇場となる。
でも……先生が負けたら……？
マイト「──私はそれが…………
許せないぃぃぃっっっ！！！！」
『っ！！──先生ぇっ！！！！』
オールマイトの一撃が先生の顔面に叩き込まれた。
辺りに轟音が鳴り、コンクリートがめり込む程の凄い一撃。
また爆風が襲ってきて、すぐに瓦礫の陰に身を隠した。
どうしよう…！先生がやられてしまう！
助けなきゃ、僕がっ……！
『……っ、何で……動かないの…！』
体が震える。
足は地面に根を這ったみたいに一歩も動かない。
動いてっ、お願いだから！
このままじゃ先生が……殺されるっ！
あの時みたいに殺されてしまうっ！！
《──……大丈夫、僕を信じなさい。》
『っ！！………わかりました、先生、』
……………──貴方を信じます。
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mikitty(プロフ) - コメント失礼します！この小説面白いですね！高評価しておきました！更新楽しみにしています！ (2021年3月27日 18時) (
レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - しのぶ様、えど様、ご感想ありがとうございます！精一杯頑張ります！ (2021年3月24日 21時) (レス) id: 1bc8c891e8 (このIDを非表示/違反報告)
えど(プロフ) - すごく面白いです！更新楽しみに待ってます！ (2021年2月25日 14時) (レス) id: 1af688c46c (このIDを非表示/違反報告)
しのぶ - 頑張って下さいね！ (2021年2月10日 22時) (レス) id: 399359edd6 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - 皆様ご感想ありがとうございます！まとめてで申し訳ありません。気が付いたらコメントが溜まっておりました……。更新を楽しみに待っていただきありがとうございます！プライベートもあるので、頻度は下がると思いますが何卒よろしくお願いいたします！ (2021年2月2日 8時) (レス) id: 1bc8c891e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ | 作成日時：2021年1月8日 1時
