喰種の彼女は異能の地へ迷い込んだようです。

珈琲五杯目。 ページ7

夢主side


こうしてまた私の名前会議が始まった。


変な名前にならなければ良いけど…


宮｢都会みたいな名前が似合いそうですよね！｣

泉｢明るい名前とか似合いそう。｣

ナ｢豪華な名前にいたしませんこと？｣

谷｢可愛い名前がいいよね。｣

敦｢悩みますね｣

太｢誰かの名前から一文字取るのはどうかな。｣

国｢その辺の名前ではない方が良いだろうな。｣

社｢和風な名前はどうだ？｣

江｢えー、個性的な名前にしようよ！｣

与｢本人の意見を尊重したらどうだい？｣




貴『…では皆さんがそれぞれ考えた名前の中から組み合わせた物にしたらいかがでしょう？』

国｢そうだな、本人の意見も大切だ。｣


こうして一人ずつ名前を書いた紙をみて考えてみた結果


『都 雪音』という名前になった


貴『では皆様改めまして、私は都 雪音となりました。これからよろしくお願いします！』


ナ｢素敵な名前になりましたわね！｣

貴『あくまで仮の名前ですけどね。』


この名前なら自由に人を食べても問題なさそうね


太｢それでは下の喫茶店に行こうか。｣

社｢私は特務課に都のこと話すとしよう。｣

貴『特務課？』

国｢それはお前の知らなくても良いことだ。｣
敦｢政府のエージェントです！｣

国｢敦！｣

敦｢あわわ、す、すみません！｣

貴『…何やら私が聞いてはいけなかったようですね、今のは聞かなかったことにします。』

国｢嗚呼、助かる。｣


特務課、特務課ねぇ？


やっぱり知らない組織の名前だわ


もしかしたら私ははCCGの手が届かないところに居る？



ふふふふふ、なんて素敵な場所でかしら！

路地裏には死体があり、あの忌々しいCCGもいない！


こんな夢のような場所初めてだわ！


ここなら思う存分食事が出来そう、ふふふ

…


モ｢いらっしゃいませ…。何故大人数なのかしら？｣

敦｢ここの喫茶店でアルバイトとして働く人を紹介ついでにご飯を食べようと思って…。｣

モ｢アルバイト？｣

貴『初めまして、私は都雪音と言います。まあ仮の名前ですけど。仲良くしてくれると嬉しいです。』

モ｢仮の名前？あんたどっかの組織の人？｣

貴『いえ、記憶がなくて。探偵社の前で倒れていたらしく、そこでちょっとお世話になりましてここでアルバイトすることになりました。』

モ｢ふーん。私はルーシー･モンドモンゴメリよ、モンゴメリでいいわ。｣

貴『よろしくお願いします、モンゴメリさん！』


こうしてアルバイト生活が始まった
悪くないわね

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