珈琲九杯目。 ページ12
夢主side
今日はモンゴメリちゃんの代わりに仕事をしていた
昨日は色々あったせいか探偵社の人が喫茶店にずっといる
暇なのかしら?
監視されるのは好きじゃないから本当ならすぐ喰べてるんだけどそうはいかないからね
だけど、人間に化けるなんてこんな簡単だと思わなかった
人前では人間の食事なんて口にしてないのに…。
ここの人間は馬鹿ばっかりでつまらないわ
私が起こした事件も解決出来ていないみたいだし
今日は誰を襲おうかな?
女性が良いわね、地味そうな子
それか少年でも良さそうだわ
…あまり考えるとお腹が空いてボロが出ちゃうからここまでにしておきましょう
…
この地へ来て数日間、ここが喰種がいない地だということが判明した
勿論、憎きハトもいない
その代わりに異能力者という者がいる
だが私には異能力が効かないということも。
それは、襲った相手が異能力者で私に全く効かなかったから分かったことだ
ついでに言うと美味しかった
また異能力者を食べたいところだわ
でもそんな事したらバレちゃうからしないけど。
店長「雪音ちゃんもう上がっていいよ。」
貴『はーい、分かりました。』
バイト支度を解き私は珈琲を注文して本を取り出した
やっぱりこの時間が落ち着く
しかし、
太「ねえねえ雪音ちゃん!バイトが終わったならどこか遊びに行かない?」
貴『本を読みたいので結構です。』
太「そんな事言わずにさぁ、」
あぁ、くどい!
なんて適応能力がない人間なんだ!
このまま喰ってしまいたいぐらい煩い
四方やタタラみたいな人間はいないのか?
全く煩くて構わん
貴『私なんかより他の女性を誘ったらいかがですか?』
太「私は君を誘っているんだよ。」
貴『ではお断りします、本を読みたいので。』
もう無視するか
何か言ってる太宰を無視し本を読み始めた
この地の本も中々面白い
ついつい読みふけってしまう
ヒナミと金木くんにお土産として何冊か持っていこう
まあ、帰れたらの話だけど
…
気付いたら店仕舞いをする時間だった
太宰の姿はなく店内は店長と私の二人だけだ
私は店長に軽く挨拶したあと家に戻り夜中になるのを待った
……
こうして今日もハートレスは現れる
今日の獲物は部活帰りの少年たち
運動部の子は心臓が良い感じに仕上がっている
監視カメラを避け少年たちを路地裏へ連れ込み食事をする
ハートレスは心臓を喰べ夜の街へ消えた
208人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハニー - 有馬さんの口調が全然違う... (2019年9月5日 3時) (レス) id: e6b2ca450c (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - 夢主ちゃんは赫子2つ持ちなのでしょうか…? (2019年5月21日 18時) (レス) id: 076366bbec (このIDを非表示/違反報告)
あもる(プロフ) - 喰種と文スト、、、、、最高です!!!! (2017年12月19日 17時) (レス) id: 9a9106561e (このIDを非表示/違反報告)
睡蓮(プロフ) - 楽しく読ませていただいています、そこで複数の誤字を見つけましたので、訂正を推奨します。まず、喰種捜査官は「CGC」ではなく「CCG」です、そして20区のカフェは「アンティーク」ではなく「あんていく」です、平仮名です。訂正を推奨しまず。 (2017年11月27日 13時) (レス) id: 30218f5c87 (このIDを非表示/違反報告)
朝 - 頑張ってください。応援しています。 (2017年11月24日 3時) (レス) id: 0133181e59 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:零音(れいん) | 作成日時:2017年10月12日 18時