再会 ページ4
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校長先生に、会議室に行くように言われ
まだまだ緊張した気持ちのまま向かった
阿「あ、いた」
阿「久しぶりだね」
「はい…」
阿「元気にしてた？」
「はい…」
阿「緊張してる？笑」
「はい…」
阿「それしか言わないじゃん、笑」
「……」
「あの、…」
阿「ん？」
「…、私、今、幸せです…」
阿「そっか…、うん、」
阿「ちゃんと覚えててくれたんだね、」
阿「野波さんが、ちゃんと幸せでいてくれて
先生も嬉しい」
阿「先生って言うのも、もうなんか変なのかな？笑
野波さんも先生だから、笑」
「私にとって、先生はずっと先生です」
阿「そっか、ならいいのかな…、笑」
「……」
そこから、2人とも何も話さない
空白の時間ができた
でもその空気を破って
話し始めたのは阿部先生だった
阿「夢、叶えたんだね」
「はい」
阿「野波さんが進んだ学校では
数学も理解も、どちらも取れたと思うんだけど」
阿「やっぱり、思いは変わらなかったの？」
「大学生だったころ、塾でアルバイトしました」
「その時は、生徒から"野波先生の教え方がすごく上手くて、苦手だったけどちょっとだけ出来るようになった""ずっと野波先生に担当してもらいたい"」
「そうやって言ってくれる、たくさんの生徒に出会いました」
「その時、やっぱり数学の世界を突き詰めてみたいと思ったんです」
「一度は、理科の世界にも惹かれていたけど、
今の自分にはこの道なんだって、迷いなんかなかった」
「その時、気付いたんです
ちゃんと生半可な気持ちじゃなかった、
ちゃんとした意思のある夢だって自分でも思えたんです」
「それに、ちゃんと阿部先生との約束を果たしたかった。もう一度会えた時には、ちゃんと夢、叶えたよって、幸せだって伝えたかったから」
「だから迷いなんて、4年間、一度もありませんでした」
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オトノハ(プロフ) - 感動しました！互いの気持ちをどうやって伝えるのかと思っていたら、ラストそうきたかぁー！って胸がキューってなりました。ドラマ化してほしいくらい素敵なお話です♡ (5月14日 23時) (
レス) @page40 id: ea955fec18 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - プラペチちゃんさん» 以前から私の作品を見てくださり、ありがとうございます。あの作品は長い間更新されていませんが、また近いうちに投稿再開しようと考えています。更新再開とともにパスワードも解除しようと思っているので、気長に待って頂けると嬉しいです。 (2023年4月7日 19時) (レス) id: 5af1b15a6b (このIDを非表示/違反報告)
プラペチちゃん(プロフ) - 続編凄く嬉しいです！！ もし良ければ、パスワード作品をもう一度読みたいので開放して頂くことは出来ないでしょうか？？ (2023年4月7日 12時) (レス) id: e90297f5ae (このIDを非表示/違反報告)
まりも - 前作から見てるものです。私は向日葵さんの書く小説，凄く大好きです！！続編ありがとうございます！！楽しみに待ってます！ (2023年4月5日 21時) (レス) @page1 id: d8664c0678 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵 | 作成日時：2023年4月4日 20時
