五条悟に100万回殺’された女

42話 ページ42

A「うっわ、近づきたくねぇ〜〜」




買い物を終え、五条が待っている場所へ急いで向かうがそこには蛍光灯に群がるハエのごとく、
五条に群がる女性たちの姿があった。





周りの女性たちは「お兄さん♡」と話しかけてはその隣の女性に「あんた邪魔！」と押されるというまさに阿鼻叫喚という感じだった。



ぎゃんぎゃんと目の前では地獄が繰り広げられているにも関わらず、五条は知らん顔で携帯をいじり続けている。






A「あいつのメンタル鋼かよ…」




私、いまからあそこに行かないといけないのか？あの地獄に？





獲物を目の前にした女なんてある意味、特級呪霊より厄介だというのに、それをこの身一つで飛び込めと？？




無理！無理！無理！無理！







A「よし、見なかったことにするか」





そう決断した私はこっそりとその場を後にしようとした時、先ほどまで携帯をいじっていた五条とバッチリと目が合う。




＿＿＿あ、ヤバ…







そう思ったときにはもう遅く、五条は私を見てニヤリと笑うと周りにいた女性たちを押しのけこちらに歩み寄ってくる。

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