五条悟に100万回殺’された女

3話 ページ3

A「さぁ！今回も張り切って頑張りましょー！！」




おー！と一人で空に手を挙げて気合を入れていると「朝からうるさいんだけど」と後ろから不機嫌そうな男の声が聞こえた。




振り返った先には、すらりと伸びた長い手足に、太陽でキラキラと輝く銀髪の髪、そしてサングラスから見え隠れする宝石のような目、私を100万回殺した男、







＿＿五条悟がそこにいた。








「そこ、邪魔なんだけど」









不機嫌そうな顔でギロリと睨まれる、

前までの私なら「じゃぁ、端を歩け」と言い返してやっていたが、100万回も繰り返した私は学習した、ここで五条に突っかかって変に関係を持ってしまうと殺されるルートに直行だということを。






どうせ殺されるならしたいことをして殺されたい、そのために私は少しでも長く生きたいのだ。





すまんな五条、今回は友達じゃなく他人だ、私のことはその辺に生えてる雑草だとでも思っててくれ。

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