11話 ページ11
少し入り組んだところまで来るとその声ははっきりと聞こえるようになった。
辺りを見渡すと隅の方に蹲り泣き続けている女の子を見つける。
A「もう大丈夫だよ、お姉さんと一緒に帰ろう?」
「痛い、痛いの」
A「大丈夫?どこが痛いの?」
そう問いかけた私の問いに女の子は「痛い、痛い」とうわ言のように答え続ける
もしかしたら精神に支障をきたしているのかもしれないと思った私は携帯を取り出し硝子に電話をかける。
___が、私が電話をかける前に女の子が私の裾をグイグイと強く掴む
A「ん?どうしたの?」
「痛い、痛いよ…」
A「大丈夫、お姉さんが何とかしてあげるからね」
女の子の頭を撫で、再度電話を掛けようとする。
すると、女の子はまた強く私の腕を掴み、私を見上げる。
「イタイ、ョ…」
A「え」
___次の瞬間、びしゃりと私の頬に生暖かいモノが飛び散る
頬をなぞり飛び散ったものを拭った手を見ると、鮮やかな赤色が私の目に映る
見れば目の前には肉片となった少女がいた。
先ほどまで力強く私の腕を握っていた少女の手は力なくダランと地面に落ちている
A「ど、…うして…?」
目の前で何が起こったのかわからない、パニックに陥る自分を落ち着かせ必死に酸素を吸い込む。
A「落ち着け私、大丈夫、大丈夫だ」
大きく深呼吸をし、息を整える。
5128人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
zero(プロフ) - 未成年飲酒じゃね?おーけーなの?おーけーおーけー (2021年10月23日 15時) (レス) @page31 id: 0d7a47aa6b (このIDを非表示/違反報告)
緑の白猫 - キャラの個性を使い切っていて凄く面白いです。大好きです。 (2021年2月19日 23時) (レス) id: 41276e8159 (このIDを非表示/違反報告)
lil - うわぁぁ知ってるお話ぃぃぃ!?!?!?と思ったらあなた様でしたかぁぁぁぁぁ!(pixiv見てますフォローしてますありがとうございます!!!!) (2020年12月26日 23時) (レス) id: 6d602114ab (このIDを非表示/違反報告)
Panda - 凄く面白かったです。続きが読みたい!!! (2020年12月22日 11時) (レス) id: 0b60fa6ccb (このIDを非表示/違反報告)
イオ(プロフ) - 続き楽しみです♪ (2020年12月21日 21時) (レス) id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ガチンコチン | 作者ホームページ:https://marshmallow-qa.com/ponponpon1234
作成日時:2020年11月26日 16時