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「わざわざ来て頂かなくても、こちらから届けるつも
りでしたのに」
「……お前のその言い分を聞いてたら、いつまで経っ
ても俺の手元に来ない事は分かってる。
……俺はスピードが大事なんだ」
この男を調べてみれば、俺より過密スケジュール！
そんな男の事を、待っていられるか！
(意、少しでも負担を減らしてやろう。寝る時間は
あるのか？ちゃんと寝ろよ)
「すみません。市販の物じゃないので調査の対象に
なるかどうか分かりませんが、中に配合の紙が、
あー、ちゃんと入れてくれてますね」
「………ち、近くないか………//」
オーダーメイドの香水が入った箱を取り出し、中にちゃんと入っているかを確認するのは良いが
それを、……隣に座ってする必要はあるのか？//
「く、空間がいっぱい余ってるぞ……//」
俺の家より広いリビングで(俺の家には庭があるけど！)何もこんなひっついて座らなくても…//
「あー、……つい、癖で(笑)」
く、癖？
い、意味が分からん……(汗)
「っと、すみません、ちょっと見てきます」
来訪を告げる音
……俺の用事はもう済んだから、帰ればいいだけなのに……
……あんな顔もするんだな
モニターに向けてる顔は、俺にする顔とは全然違う
「すみません、人が来るので……」
香水が入った箱を持って、それを触ってるだけの暇そうな俺に、戻ってきたそいつは又困った顔で俺を見てくる。
……要は、もう出てけって事だろ。
「………」
追い出すのは良いが、…追い出されるのは嫌だ…。
そんな事を思ってたら、
……ため息を吐かれた
「……邪魔をしたな」
ワサビなんか食べてないのに！！
誰か近くで玉ねぎでも切ってたのか！？
脱兎の如く逃げようとする俺に静止の声が聞こえるが
無視だ！無視！
勢いよく飛び出そうとして、
人に……ぶつかりそうになった。
「……あれ…？え！？俺部屋間違えた…//」
……可愛い感じの人が、ドアの前に立ってた。
「間違えてないよ、さとし君…」
背後から伸びた手が
閉まりそうになるドアを支えて
この人を迎えようとする声も、
ドアを支えるその手も
若葉マークの俺でも分かる程、
好きって
伝えてた
鮫島 零治
恋を知る。
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かおる(プロフ) - きよさん» お便り有難うございます(*´ω`*)理由…それを言ったら智くんは出ていってしまうので未だ先になると思います。楽しんで貰えるように書いていきたいと思います。(´∀｀*) (2021年4月17日 2時) (
レス) id: 17862cad9e (このIDを非表示/違反報告)
きよ(プロフ) - かおるさん、更新ありがとうございます。ストーカー翔くんを訝しく思いながらもついていく智くんが気になっています。翔くんがストーカーとなった理由も教えてほしいです。かおるさんのペースで更新してもらえるのを楽しみに待っています。 (2021年4月16日 11時) (レス) id: d9af776466 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおる | 作成日時：2020年9月13日 23時
